この夜集阿 聖斗が最も好きなことの1つに、高慢な奴の鼻っ柱をへし折る事がある!!
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〜・・・。」何っ!?」
激昂してるジェリアの台詞を遮って、ジークが口を開く。
「なぁ兄ちゃんよ、足元見てみろ。」
「足元・・・・? なっ!!!?」
奴の足元に落ちているのは、さっき自慢してた言ってる内容を良い感じに聞こえさす魔道具。脅してた時、剣で「薄皮一枚くらい」斬ったんだから当然その魔道具も切れるってことだ。
「ま、ジークに指摘する役目盗られちまったが・・・・。これでアンタの言葉を綺麗にする手段は消えたってことだ。ところで、さっき随分と盛大に罵ってたなぁ・・・、ん?」
俺の言葉を皮切りにしたように(いや、喋るのを止めたからか?)、観客の声が聞こえてくる。
「え、ちょっと何、今のジェリア様の・・・・。」
「うわ〜最低・・・・。」
「あの野郎、俺らの事そんな風に馬鹿にしてたのかよ!!」
「舐めてんじゃねぇぞ、このクズが!!!!」
「・・・・・・あ、あぁ・・・・・・。」
観客からの罵りを浴びたジェリアは、膝から崩れ落ちて地面に座り込んじまった。
目は虚ろで、何かブツブツと「嘘だ・・・・・・、これは夢だ・・・・・・」とか呟いてるし、もうダメだなこれは。
「さて、これでお前の精神は再起不能になった訳だ。これからお前の肉体を再起不能にしてやる。星の白金!!!」
『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオォラオラオラオラオラオラアァァァァ!!!!!』
『キャベン=ジェリア選手が武舞台の外まで吹き飛んだあぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 場外っ場外ですっ!!! 意識も無いようです!! 夜集阿 聖斗選手の勝利ですっ!!』
『いや〜、それにしても両方ともかなり性格の悪い、何やら見ててモヤモヤする試合でしたね〜。』
解説、今回一切喋ってなかったクセにうるせぇよ・・・・。
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