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転生者の珍妙な冒険
この夜集阿 聖斗が最も好きなことの1つに、高慢な奴の鼻っ柱をへし折る事がある!!
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で選んだ相手以外には僕の話した言葉が綺麗な感じで聞こえるようになる魔道具を持ってるのさ。この首飾りがそうだよ。」
そう言って見せびらかすように首飾りを強調してくる。てか、自覚あったんならンなもん作る前に口調変えろよ・・・。
「さて、そんなことより試合を始めよう。と言っても、1対1なんて呆気なく終わっt「違ぇよ。」え?」
「そんなチンケな数じゃねぇって言ってんだよ。『星の白金(スタープラチナ)』!!!!」
『オラオラァッ!!』
開戦の言葉も無しに星の白金(スタープラチナ)を嗾けて拳を叩き込む。
俺の中ではこれで奴は血を吐きながら吹っ飛んで取り敢えず1ダウン取れるって所だったんだが・・・・。
「成程、そう言えば君には精霊(ソレ)があったね。」
「なっ!?」
一瞬で拳を回避し、俺の眼前に来て奴は斬りつけてきやがった。
何とか反応して後ろに飛べたが、胸の所を薄く斬られたようで血が滲んでる。
「へぇ、僕の『美剣・ダイアモンドステップ』からの斬撃を躱すのかい。野蛮だとは言っても流石は高ランクの冒険者、と言ったところかな?」
「ケッ、誉めるなら野蛮ってのを抜きやがれ!」
奴の嫌味に返しながら考える。
マズイ、面倒だ・・・。
奴の速度は遅くても星の白金(スタープラチナ)と同等。今のは全力でも無いだろうからもっと早いだろう。だとしたら速度よりも動きを止める方向で考える方が良さそうだ。
でも、どうやって・・・・。
「・・・・・いや、待てよ?」
「何だい? 僕に戦いを待てと?」
嫌味は無視するとして・・・・。
そうだ、傷つけられたのはウザい。鬱陶しい。
なら、それを「あの」スタンドで利用してやれば良いんだ。
「・・・・・テメェ、よくも俺に傷をつけやがったな・・・?」
「何だいいきなり、それに遅いよ。」
奴に呆れられようが構わない、大丈夫だ。
「それに、テメェの弟のせいで俺は矢鱈と鬱陶しい刺客に襲われたんだよ畜生がっ!!」
「いや、だからそれは僕には関k「うるせぇ!! お前マジでふざけんなよ!?」・・・・なっ。」
『お〜っと、何なのでしょうか!! いきなりヨシュア選手がジェリア選手へ恨み言をぶつけ始めました!! 試合の邪魔になるんですが!?』
司会者すらウザイな・・・。まぁいいや。
「黙れ司会者ぁっ! 俺の恨みを知らねぇからンな事言えんだよ糞がッ!! この恨み、晴らさでおくべきか!!!」
言いながら自分の傷に波紋を流す。みるみるウチに傷が「物理的に」浮き出て、剣と盾を持った石像のような形になる。
これが、いや、俺自身はコレそんなに好きでは無いんだが・・・・・まぁ、勝てそうだし良いや。
「タロット、大アルカナは15番『悪魔』の暗示するスタンド、悪魔(エボニーデビル)!!!」
宣言と共にスタンドが現れ、一瞬で消える
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