第1章
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耳を塞いだゆりかは叫び、加納が直ぐ様電話に耳を付けたが電話は切れており、慌てて電話を掛け直したが、無機質なアナウンスが繰り返されるだけだった。
*****
黒い画面、電話が床に落ちたのだろう、然も音声はしっかり撮れて居た。
――ゆりか、ゆりか落ち着け!
――嫌、嫌ぁあ!
――加納!
――駄目です、繋がりません!
――助けて、誰か助けて……
か細いゆりかの声を最後に画像は切れた。立った侭聞いて居た五人は無言で電話を見詰め、データを映したSDカードを秀一はパソコンに読み込ませた。
「機転が良いね、和臣。しっかり分析しちゃうよ。」
パソコンに浮かび上がった声紋分析ツールに秀一は口角を上げた。
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