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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第七十五話 純愛の光
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種…つまり戦うために生まれたから強い敵と戦いたいと思うのが普通なの!!]
ヒカリ「戦うことが生きがいなんて寂しくない?」
ブイモン[全然。これが“俺”なんだ。細かいことで人生を一々左右されてたまるか]
ヒカリ「…………」
羨ましいと思う。
自分は闇や人の悪意に左右されるというのに、自分の信じる思いのままに戦うことの出来るブイモンが。
大輔「怖いのか?」
ヒカリ「え?」
大輔「身体震えてるぜ」
ヒカリ「あ…その…これは…大丈夫だから」
大輔「やせ我慢すんなよ。助けて欲しいならそう言え。言ってくれないと助けたくても助けられない。あんたはまず他人に甘えること知れ」
そう言って手を差し出す大輔。
ヒカリは少しの間戸惑うが、ゆっくりと手を繋いだ。
ブイモン[にしても、大分霧が濃くなってきたな。それに少し肌寒い]
大輔「これは暗黒のエネルギーだな。」
ヒカリ「え?」
大輔「多分、ブラックウォーグレイモンの暗黒エネルギーが一時的に世界を歪めてんだろうよ。全く、面白いことをしてくれるぜ」
京「面白い…?」
ブイモン[きっとあいつはもっと強くなってんだろうなあ…俺も負けてられないな]
ホークモン[嬉しそうですね…私にはあなたの考えが理解出来ません…]
ブイモン[俺からすればお前らの考えが理解出来ないね。自分より弱い奴と戦って勝てて嬉しいか…?それにしてもホーリーリング見つからないな]
ヒカリ「ごめんね、本宮君。こんなことに巻き込んで…」
大輔「別に。あんたの勇気に免じて力を貸してるんだ。あんたが気にすることじゃない。暗黒のエネルギーが強くなってる…フェイト達は大丈夫かな?」
ブイモン[大丈夫だって。チビモン達だっているんだから]
大輔「アー、ソウダナ」
棒読みで答える大輔。
しかし突如止まると同時に両手を見遣る。
ヒカリ「本宮君?」
テイルモン[大輔?]
大輔「…いや、身体が妙に軽いような……」
チラリと木に視線をやると、大輔は手を伸ばす。
しかし、手は木を擦り抜けた。
大輔「……」
ブイモン[す、擦り抜けたあ!!?だ、大輔え!!幽霊になっちゃったのか!!?]
大輔「阿保か。ブイモンもやってみろ」
ブイモン[?]
ブイモンが手を伸ばす。
しかしブイモンの手も擦り抜けてしまった。
ブイモン[…………]
大輔「どうやら、暗黒世界に入っちまったらしいな」
ヒカリ「え…!!?」
京「暗黒世界!!?な、何それ…?」
大輔「暗黒の力で構成された世界。以上」
京「分かりやすっ!!ていうかそれってやばくない!!?」
大輔「やばいな。でも安心しろ。多分元凶を叩き潰せば…多分何とかなる。多分…多分な」
京「多分多過ぎ!!元凶って何!!?」
大輔「こんなこと出来るのは暗黒の力を持ったデジモンくらいだ。多分、
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