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妖精の義兄妹の絆
愛するもののために
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ガラガラ

そしてタクヤの姿はガレキの中へと消えていった、









ビューン パシッ





と思ったが、ひとつの影がタクヤを抱え外へと脱出していった。

















ドドドドドドド

「うおおおっ。」
誰かが雄叫びをあげながら崩れいくニルヴァーナから現れた。

ドッ ゴロゴロッ


ズザァ

「危ね。」

その正体はグレイだった。さらに、次々とニルヴァーナから姿を現した。
「みんな無事か!?」

ズサァ

「ぷはー。」
「あぎゅー。」
「エルザさ〜ん。よかったぁ。」
「な、何だその体は。」
エルザの前に力の香りで強化された一夜がちかよろうとするがすぐさま逃げる。
「ナツさんとお兄ちゃんは!?」
「見当たらんな。」
「ジェラールもいない!!」
「メスネコもよ!!」
ウェンディは辺りを見渡すがナツとタクヤ、エマの姿はどこにもいなかった。
「ナツ…。」
「あのクソ炎何してやがんだ。」
「お兄ちゃん!!」
(「ナツ、ジェラール、タクヤ、何をしている…。」)
みんながタクヤたちの心配をしていたその時、

ボヨン

「ん。」
「ひっ。」
突然ルーシィが座っていた地面が膨らみ始めた。

ズザァ

次第に土は音を立てながら落ちていく。



ボフッ



「愛は仲間を救う…デスネ。」
「んあ?」
そこから現れたのはナツとジェラールを抱えたホットアイだった。
「ナツさん!!」
「六魔将軍が何で!!?」
「いろいろあってな…。大丈夫…、味方だ。」
ジュラはホットアイに敵意がない事をシャルルに伝えた。
「ナツさん!!!!」

がばっ

「うぉ。」
ウェンディは涙を流しながらナツに抱きついた。
「本当に約束守ってくれた…。ありがとう!!ギルドを助けてくれて。」
「みんなの力があったからだろ?ウェンディとタクヤの力もな。」
「そういえばタクヤ殿は一緒ではなかったのか?」
ジュラは未だにこの場にいないタクヤについてホットアイに尋ねる。
「すみませんデス。私が行った時にはもう姿はありませんでした。」
「「!!!」」
「そんな…そんなのって…ないよ…。」

ガタッ

ウェンディは思わずその場にしゃがみこんだ。その顔は涙で覆われている。




























ヒュウゥゥゥ

冷たい風がタクヤの頬を撫でる。
「ん。ここは…。」
辺りには日が沈み切った空と雲が広がっていた。下にはニルヴァーナが崩壊しているのが見える。
どうやら自分は空にいるら
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