第二話 発動!金剛形態
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前回からの続き
バトルが終わりコンソールをいじっていないのにも拘らず何故か動いてしかも喋っている烈斗頑駄無。
「え?どういう事?」
翼が思わず烈斗頑駄無を取り出すと・・・
『うわちょっと!出すなって!』
「え?」
プラフスキー粒子のフィールドから出した瞬間再び物言わぬガンプラとなる烈斗頑駄無だった。
第二話 発動!金剛形態
プラモ狂四郎に戻った翼と香澄は備え付けられているバトルフィールドを稼働させると烈斗頑駄無を再び置いた。
プラフスキー粒子に満たされた空間に立つ烈斗頑駄無は・・・
『ふ〜・・・やっと動ける』
再び勝手に動き始めた。
「四郎さん・・・どんなカラクリが」
「いや俺もフルスクラッチしただけだしな」
翼の質問も作った本人である狂四郎ですら答えられない。だが烈斗頑駄無に何が起きているか聞くにはバトルフィールドを起動させっぱなしでなければならない。
余りつけ過ぎていてバトルフィールドが故障しても困る。
「かといっても・・・これじゃ不便だよな・・・あ」
何かを思い出したのか狂四郎が電話をかけ知り合いを呼ぶと数分後。
「こんにちは〜」
現れたのは隣町に住むサエグサ模型店というプラモ屋を経営しているミツキ・サエグサさん。狂四郎曰くエンジニアもやっているらしく店のフィールドの点検なども行ってくれている。
「ミツキさん。実は・・・」
狂四郎が事情を説明するとミツキは持って来たバッグから何か四角い物を取り出した。
「何それ?」
「超小型プラフスキー粒子発生装置♪」
翼の質問に優しく答えるミツキ。だが何の装置か分からないので噛み砕いて紹介を始めると・・・
「簡単に言えばプラフスキー粒子の電池♪これを組み込めばフィールドに立ってなくても動かせる・・・はず」
「はずってどういう事っすか!?大体何で作ったんですか?」
「いや〜ラジコンみたいに屋外で気軽にガンプラバトルが出来るようにためしに作ってみたんだ〜・・・コントローラーが未完成だから実用した事なくて・・・それでもってひと儲けしようと思って」
「最後の部分は余計なような気がする」
翼の汗を無視しながらミツキは烈斗頑駄無のボディを開けて中に電池を組み込みスイッチをオンにすると烈斗頑駄無に命が宿った。
『ん・・・んん〜よく寝た〜』
取りあえず動く分には問題が無さそうな烈斗頑駄無の様子にミツキはサムズアップした。
「成功ね!自我持ちだからコントローラー無しでも良いみたい!あ!バトルフィールドに居れば勝手に充電できるようになってるから」
再びバトルフィールドをONにすると目の前に出されたのは大量のおにぎりだった。するとどうや
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