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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第67話 クレインの考え
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かります。でもあなたにはもっと世界の色々な部分を見て欲しい」
「僕達ほど優理は目覚めて時間が経っていないしね」
「それに外で奮闘しているキャロにも説明して欲しい」
「そんな………私はレイや星達みんなが居ないと………」
「生きて下さい盟主。それが私達の願いです」

盟主と言われ、優理は何も言えなくなってしまった。

「………まあまだ時間はあるし、それまでにレイとクレインの場所を見つければ良いんだしね!!」
「そして恐らくそこにこのゆりかごの中枢部もあるだろう」

そう互いに言い合い頷くライと夜美。

「私も諦めない。盟主とか関係無く、絶対に家族みんなで帰るんだ………!!」
「優理………」

そんな頑固な優理の答えに星も自然に笑みが溢れた。

「分かりました、だったら絶対にレイ達を見つけましょう!!」

星がそう言い、来た道を戻るのだった………


















「………」

はやてが無言で戦場を見つめる。
外の戦いは最早はやて達の勝ちとも言える状況だった。ブラックサレナ達は聖王を失った影響からか、修復速度が遅くなり、起きた武装隊の戦力でも充分抑えられる程度になっていた。

一方はやて達空のメンバーは大悟を固めるように配置し、守りに徹する戦法を取っていた。もっともキャロのヴォルテールは星達が侵入した入口を守るように戦っていた。

「………エローシュ後時間は?」
「30分。それを越えたら月のエネルギーを得て大悟さんでももう止められない。それまでに最悪攻撃に移らなくちゃいけないです」
「後30分………」
「脱出は絶望的です」
「エ、エローシュ!!」

淡々と答えたエローシュにフェイトが慌てて注意した。

「いいんや、フェイトちゃん。実際そうなんやし………せやけど私はギリギリまで待つつもりや。………駄目やと思う?」
「いいえ、俺もそうします。脱出する方法も俺の予想外の方法で脱出してくる可能性も考えられますし………」
「素直に皆を信じるとは言わないのか?」
「言わなくてもみんなもそうだと思ったので」

からかう様に言ったシグナムの言葉もエローシュは淡々と答える。

(………やっぱりもう限界みたいだね)
(ああ、だがそれでも戦いが終わるまでは居続けるだろうな………)

いつものおちゃらけた雰囲気は全くなく、普通の口調で淡々と返すエローシュ。精神を集中しないと倒れてしまうかもしれないと考えたエローシュは集中力を継続させていた。その為、口調も変わっていたのだ。

(全く、普段の訓練からしっかりやっておけばこんな事にはならなかったのに………)
(それでも凄いと思うよエローシュ。天才って言われていたのは伊達じゃないね)

そん
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