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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico9春ランラン♪
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いよな」と頭を振るって、また歩き出す。
「おーい、ルシルく〜ん! こっちや、こっち〜っ♪」
石田先生と挨拶を終えたはやてとアインスとリインと合流し(シグナムとヴィータはシャマルとザフィーラは残念ながら別行動らしい)、なのは達の元へ。彼女たちとこれから秘密の場所――さらに綺麗な桜を見られる特等席に向かう。遅れて来た俺とユーノ、セレネとエオスの為に食べ物・飲み物を用意してくれていたなのは達と合流を果たし、彼女たちについて行って、その特等席へ到着。
「それじゃあ、あたし達だけでもう1度、乾杯しましょ♪」
メンバー全員に手渡されていくコップ。そしてシャルが「美味しいジュースを貰ってきたよ〜♪」とそれぞれのコップに注いでいく。とそんな時、ビュッと強い春風が吹き、「おっと」俺の髪を結っていた髪紐が解けてしまった。
「すまない、俺のことは気にせずに乾杯は先に始めていてくれ!」
コップを敷かれたシートに置き、靴を履いて飛ばされた髪紐を取りに向かう。髪紐は結構流されてしまっていて、見つけ出すのに少々労してしまった。が、ちゃんと、見つけることが出来た。
「失くすわけにはいかないだろうな、やっぱり。はやてから貰ったプレゼントだし」
俺のバースデープレゼントということで、はやてから贈られた髪紐。買い換えればいいって切り捨てるにはあまりに高価なものだ。もちろん金銭的ではなく感情的なもので、だ。桜の枝に引っ掛かった髪紐を取り、長い後ろ髪をそれで結う。
(さてと。早く戻らないとな)
ダッシュではやて達の元へ向かって、「ん?」視界内に収めた彼女たちの様子に少し違和感を覚える。何かとは言えないが、何かが変だ。しかも既視感もおまけ付き。彼女たちの側に辿り着き、全てが確信へと変わる。
「にゃははは♪」
「おお、なんや世界が回ってる〜♪」
「フェイト〜?」
「アリシア〜?」
「「ユ〜ノ〜? だ〜い好き〜〜?」」
「ぐ、ぐるじい・・・!」
「あたしはね、同じ炎の騎士として、シグナムに勝ちたいわけよ!」
「そーだねー、今度は勝とーねー♪」
「すぅすぅすぅ・・・Zzz」
「わぁーっはっはっは! 騒げ、歌え、踊れぇ〜〜〜い!」
顔を真っ赤にして笑う者・踊る者・感情のままに行動を起こす者・行動を起こされ苦しむ者・人でない何かに力説する者・寝てしまう者、人格が変わってしまう者。その場限りで様々な人種を生み出すその原因は、「誰だ、酒なんか持ってきた馬鹿は・・・」アルコールだ。足元に転がっている酒瓶を手に取る。パッと見はジュースのボトルだが、ラベルをしっかりと読むと酒類であることは判る。だがシャルは詳しく読まなかったようだな。
「ルシルく〜ん?」
甘ったるい声で俺を呼ぶのは、踊
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