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ウイングマン ビッグプラススモールプラス
混沌 新たなる助っ人
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のだ。
ビームを放とうとした瞬間に攻撃を受けたので、放たれたビームは狙ったはずのウイングマンではなくビッグプラスにビームが命中してしまった。
ビッグプラスがみるみる小さくなる。
縮小するビッグプラスでは桃子の足を持つことができない。足はビッグプラスの呪縛から逃れることができたが、桃子はそのまま地面に一直線。地面に顔をぶつけた。
「痛ったぁ〜」
強打した鼻を押さえなら顔を上げると桃子の目の前には綿菓子くらいの大きさになったビッグプラスがいた。
「よくもやってくれたわねぇ〜」
桃子は不敵な笑みを見せてビッグプラスを睨んだ。


何者かに攻撃を受けたスモールプラスは振り返った。
「だ、誰だ!?」
そこには見覚えのある人物がいた。
この作戦に入る前にヴィムから知らされていたデータで見たことのあったショートカットの女性だった。
「アオイさん! 来てくれたんだ!」
健太も驚きの声を上げた。
ポドリムスという異次元から来た短髪の美少女アオイの姿がそこにはあった。
「ヒロインはおいしいところで登場するもんよ!」
アオイはピースサインをしてそれに応えた。
「どうしてここがわかったの?」
健太は素直に疑問を聞いたが、さすがに巨大化した桃子を見たので、というのははばかられた。
さすがに全裸姿が街から丸見えだったことを知ったら桃子のダメージは相当のものだということは想像ができた。
アオイは適当に答えると、すぐに話を変えた。
「カンよカン。それより桃子ちゃんはなんで美紅ちゃんの衣装着てんの?」
さっきの全裸で巨大化していたはずなのに、どういう経緯でそうなったのか全く想像がつかなかった。
「説明はあとあと。今はこいつらをやっつけるのが先決よ」
桃子も話をはぐらかした。
何から話していいかわからないし、話をすれば自分の恥ずかしい恰好のことなどを語らなければいけなくなる。
それはとにかく避けたかった。
「そうだ。そいつらを早くやっつけよう!」
健太も桃子の気持ちを察した。
そして、モールプラスを指差した。


「お前、何やってんだ!」
小さくされたビッグプラスはスモールプラスの足元で怒鳴っていた。
文句を言うのも仕方がない。流れ弾とは言え、まさか味方からの攻撃を受けるとは考えていなかった。しかも質の悪いことに虫のように小さくされてしまったのだ。
抗議を込めてスモールプラスの足を何度も何度も蹴るのだけれどまったく効いている様子はない。
「悪い悪い」
スモールプラスも完全に平謝りだ。
土下座までしている。
「こうなったら奥の手しかないな!」
ビッグプラスは言った。
スモールプラスはその発言にはいい顔をしなかった。
「あまり乗り気じゃないんだが……」
しかし、今の状況を考えればその提案しか手がないこともわか
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