暁 〜小説投稿サイト〜
日向の兎
1部
34話
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り取った。
どうやら最後の一連の動き、私の柔拳を写輪眼でコピーしていたようだな。確かに何度も見せていたから当然といえば当然なのだが、ああも容易くやられるとは思ってもみなかったぞ。
「で、その結果があれと?」
「ああ。サスケには勝つことよりも確実に相手の動きを鈍らせられる、動脈や関節を狙うように教えた。
そこさえダメージを通せれば一気に相手の優位性を崩せるからな。
そのまま戦えば勝ち目などありはしない相手ならば、命を賭けてでも戦って勝ち目がある状況まで持ち込めるようにするべきだ。勝敗を論ずるのはそうなってからだ、違うか?」
「……今の話でなんとなくだけど君の事が分かった気がするよ。サスケやナルトと関わるなとは言わないけど、あんまりそういう事は教えないで欲しい」
「ほう?」
「君の言うことは忍として正しいけど、君は忍も人間だって事を忘れてるんじゃないのかな?」
カカシはそう言って私から離れると、サスケの元へ向かっていった。
ふむ……忍も人間か。私には全く理解できない言葉だが、理解すべき言葉なのだろうな。
……いかん。これ以上考えを巡らせるのはやめにしよう。
死の森で下手に考えを巡らせた結果、肩に傷を負う羽目になったばかりだろうに。
…………少し、頭を冷やすとしよう。

















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