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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
剛田武か、お前は!?
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言うなんてズルイやん!」
おいおい…後出しジャンケンそっちが先行。
「後から言って来たのはそっちだろが!帰り際になって『観賞料50000ゴールドです』って、先に吹っ掛けてきたのはそっちだ!」
「ご、50000ゴールド!?」
何この驚き様?
まさか知らなかったの?

「何だ…知らなかったのか…きっと今までボッタクってたんだよコイツ!」
えー…だってこの町の責任者でしょー?
この劇場を町民の反対を押し切って誘致したんでしょー!?
内情を知らないのって拙くない?
「何考えてんや…あの二人の出演料は1ステージで2000ゴールドやで!」
「すげ…客1人でお釣りがくるじゃん!…儲けは全部、其奴のポッケの中か?」

「し、しかし…エコナ様は私に一任してくれたではないですか!?」
一任って…任せすぎ!
「そりゃ劇場経営は任せたけど、50000ゴールドは非常識やろ!お客が来なくなるやん!」
実際に客は居なかったもんね…ガラガラだったし…

「何を甘い事を…どうせ直ぐにこの町は寂れるのです…今の内に取れるだけ取っておかねば…」
あら?
小男開き直ったわねぇ…
「………消えろ!お前はクビや!今すぐこの町から消えろ!」
「ふん!喜んで出て行きますよ…沈みかけた船に居着くほど酔狂では無いのでね…」
お前が言うな!
船底に穴を空けるネズミが!

「おい、待て!」
立ち去ろうとする小男共を呼び止めるお父さん。
もういいじゃん…そいつ等見ているだけで気分悪いんだけど…
「お前…声からしてムカつく!もう喋るな!!」
そう言うと小男の下顎を掴み、力任せに握り潰す!
「きゃがっっっがが!!」
ステキな悲鳴に濡らしてしまう私…

「ベホマ」
しかし次の瞬間、お父さんはベホマを唱え治療してしまう。
でも顎の語りは酷く歪。
「よし!これでお前のムカつく台詞を、二度と聞かずに済むね。………次は誰かな?」
私のパパはステキパパ!
爽やかな笑顔で残りの取り巻き共を見渡すパパ。

慌てて逃げ出すボッタクリ一味。
うん。気分爽快ですぅ!


「リュカはん…ありがとう。お陰で助かったわぁ…あんな最低な野郎だったなんて…」
「何甘い事ぬかしてんだバカ女が!」
うぉ!?
いきなり怒鳴られビックリ仰天!
「リュ、リュカはん…」

「エコナ…君は町造りを甘く見てないか!?ただ施設を建て、責任者を据えて任せれば良いと考えてないか!?」
確かに…何も把握して無さ過ぎだったわね。
「責任者を指名するのならば、能力と人となりを考慮に入れなければいけないんだ!」
「そないな事言うても、あないな人間とは思わなかったんや!」
誰だってそうだ!

「僕は人選ミスを責めてるのではない…エコナも人間なのだから、ミスをするだろう
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