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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
お兄ちゃん頑張って!
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「アルルさん!昨日は生意気な事言ってごめんなさい!」
朝になり私は甲板へ出ると、昨日生意気なことを言って怒らせた
女性
(
アルル
)
へ、心を込めて謝罪を現した。
心は年上だが、見た目は間違いなく年下の私が、このパーティーのリーダに向かって言った台詞は、誰の目から見ても無礼極まりない。
何より、共に旅する仲間に対して言う台詞ではなかったのだ!
「あ…う、うん…気にして無いわ…此方こそごめんね…」
突然のことで驚き、合わせた様に詫びてくるアルルさん。
「うふ、良かった!アルルさんに嫌われてなくて!アルルさんに嫌われたら、お兄ちゃんにまで嫌われちゃうもん!」
もう私はみんなに嫌われるのはイヤなのです。
好かれることの嬉しさ…嫌われることの辛さ…
それをこの数日学びました。
教えてくれたお父さんお母さん…そしてウルフには大感謝です!
そんな思いで彼の方へ視線を向けたのだが、お兄ちゃんに連れられ端の方へと去っていってしまいました。
鈍感お兄ちゃんでも、私の変化に何やら感付いたのかしら?
その日の晩…
私は今朝のことをウルフに尋ねてみた。
急に端に連れてかれ、一体何を言われてのか…
真面目なお兄ちゃんのことだから、『俺の妹に手をだしやがって』とか、『大切な妹を傷物にしたな!』とかはないと思うけど…
そう言うキャラじゃないし…だからこそ気になるぅ!
「あぁ…うん。
妹
(
マリー
)
の感じが変わっててから、それが凄く気になったみたい」
「はぁ?お兄ちゃんが気にしてどうするのかしら?………まさか本当に彼ってシスコン?冗談半分で言ってはきたけど…マジで?」
引くわぁ〜…ガチでシスコンだったら引くわぁ〜……
「違うよ!俺と付き合い始めて、マリーの感じが変わってきたから、どうすればアルルとの仲を進められるのかを聞いてきたんだ…ほら、あの人は女心が全く解らないじゃん!だがら参考にしたかったんだよ…きっと」
年下に恋のアドバイスを請うてたの!?
言いたくないけど情けないわね。
「それで…ウルフはお兄ちゃんに何て言ったの?お父さん流だったら『取り敢えず押し倒せば?』って感じよね!」
「うん。その事も言ったけど、あの人には絶対ムリでしょ!だから『乳くらい揉め!』ってアドバイスした。それで怒られたら『アルルの胸が魅力的だったからつい…』とか『アルルの温もりを感じたかったんだ』って言い訳すればとアドバイスした。」
それって完璧にお父さんじゃん!
そんな器用なことがお兄ちゃんに出来るとは思えないけど………
でも、溜まりまくった男は狼って言うし…
「今頃、凄い事になってるかも!?」
こうしちゃいらんないわ!
「ちょっとウルフ!大至急見学に行くわよ…」
「え!?いや…でも…まずいよそれは…以前見学して
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