決闘の食堂
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ョンマジックに関係することに違いない。
「アクションマジック《レッド・デーモンズ・ヌードル》を発動! 自分フィールドのカードを好きな数だけ墓地に送ることで、その数だけカードをドローすることができる!」
「それで、何枚選ぶ気だい?」
大量のドローを可能とするものの、そのリスクも多大なアクションマジック《レッド・デーモンズ・ヌードル》。三枚のマジックスパイスを伏せたのはこのためらしく、今のバーグのフィールドにはトマトが三体、カレー鍋が一つ、スパイスが三種と七枚のカードが存在する。かと言って、ここで七枚など宣言してしまえば、未知夫の前で立て直すことは困難を極める。
「……六枚だ!」
『おーっとバーグ選手、ここで賭けにでたぁー!』
それでもバーグが選択するのは、六枚のカード――三体のトマトと三種のスパイス――であり、合計六枚のカードを一斉にドローすることに成功する。《トマトルーパー》は破壊された時、という効果発動トリガーのため、このアクションマジックでは効果は発動しない。
そしてその六枚のドローにより、お互いに盤面が動き始めた。墓地に送られたマジックスパイス三種は、それぞれ色とりどりのスパイスを中空に舞わせ、トマト三体はカレー鍋へと吸収されていく。
「《カレー・ポット》の効果。お互いのモンスターが墓地に送られた時、そのモンスターを除外する」
「それはもったいない。こちらもリバースカード、《食糧保存の法則》を発動!」
未知夫が発動したのは、通常罠カード《食糧保存の法則》。その発動トリガーは相手がカードをドローすることであり、奇しくも賭けにでた《レッド・デーモンズ・ヌードル》によって、未知夫もカードを発動することとなる。
「相手がドローしたカードの枚数分、デッキから『CM』モンスターを《食罪庫》に置く」
よって、六枚のCMモンスターが《食罪庫》へと収納される。収納されたCMモンスターは合計九枚となり、次のターンに、未知夫は五体のRCMモンスターを特殊召喚出来ることとなった。
「おひねり、慎んでいただきます」
「……だが、俺はこのカードを引かせてもらった! 儀式魔法《高等儀式術》を発動!」
総合コースに統合されている召喚方法こと、儀式召喚。その総合コースの留学生であるバーグは、当然ながら儀式召喚をマスターしている。
「手札の儀式モンスターと同じレベルとなるように、デッキから通常モンスターを墓地に送ることで、儀式召喚を執り行うことが可能となる!」
「へぇ……」
この舞網市でも比較的珍しい儀式召喚に、未知夫はニヤリと笑ってその召喚を見守った。デッキから二枚の通常モンスター――《ポテトマン》と《タマネギマン》という、どちらもレベル3のモンスター――を墓地に…
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