『ＢLACK』
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僕がﾏﾀﾞ幼くて
何も解らなかった
頃から母はずっと
お酒を飲んでいて
御飯も世話も
してくれなくて
それでも
それなりに
生きていて...
お花屋さんに
なりたいとか
ｹｰｷ屋さんに
なりたいとか
そんな事も
言ってた時期が
在ったのも事実で
ただ現実はずっと
真っ黒けのまんま
そんな幻想は
すぐに捨て去った
無能な大人と
歪んだ世界が
希望を蝕む
真っ青な
綺麗な空も
ｵﾚﾝｼﾞ色の
綺麗な空も
色鮮やかな
草花達もすべて
すべてすべて
儚くも歪んで逝く
真っ黒い世界が
鮮やかに
生まれ変わる
そんな日は
来る事も無い
いっその事
色を無くそう
まずは服から？
僕自身が闇に...
もう
黒の服しか着ない
罪の色...
道路で死んでる
鳥や猫達
一体何度､山に
墓を造っただろう
安らかに
眠って欲しいと
涙して願った
そして僕も
同じ処へ
逝きたいと願った
底なしの絶望を
抱えたある日の事
いつか笑える？
こんな事さえ
笑い飛ばせれる
そんな日が来る？
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