第六幕その三
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しがったりもせずにこう応えたのです。
「けれどね」
「うん、僕達の歯はね」
「かなり酷いんだ」
「抜かないといけない子もいるよ」
この子達もそうなのでした。
「麻酔があるから安心してね」
「うん、お願いするね」
「虫歯は大変だよ」
「一旦なったら治らないし」
「どんどん酷くなるし」
「そうだね、しかし」
「しかし?」
「しかしっていうと?」
「君達もお菓子を食べたんだね」
見ればアザラシ達のお口の中にもお菓子の食べカスがあります、先生はその食べカスも見て言うのです。
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