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新たなる戦い〜第1章〜
標的9 1世紀前の決闘
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1世紀前のイタリアにて

それはボンゴレファミリー初代ボスがボンゴレを創造し、守護者や仲間を集め、徐々に巨大化していた頃・・・・・そしてボンゴレ|世が修業の末仲間の研究者に作らせた体のリミッターを解除し、潜在能力を目覚めさせる死ぬ気弾。

初代はいつでもその負担に耐えられるように修業し、死ぬ気の炎をボンゴレのものとした。


そしてボンゴレファミリーが正式に確立して間もない頃、マフィア間で噂になっていたフィルマーレファミリーというマフィアが動き出したということだ。


さまざまなマフィアがフィルマーレファミリーのやつらに襲われ、世界は混沌の渦に巻き込まれていた。

そこで立ち上がったのは初代ボンゴレファミリー達だった。

彼等は正面から正々堂々とぶつかっていった。

対決はほぼ互角。
抗争は三日三晩続き、最後まで立っていたのはボンゴレ|世とウィンディだけだった。


そして最後には自力で勝るボンゴレT世が勝利した。


ボンゴレ|世は殺すことはせず、後に伝説として語り継がれるボンゴレの奥義・死ぬ気の零地点突破・初代(ファースト)エディションで永遠の眠りにつかせた。


1世紀後の現代まで死ぬ気の炎はボンゴレファミリーの象徴とも呼ばれ、ボンゴレの血を継ぐ者以外には使用できないと伝えられていたため、当時は絶対にこの氷が溶けることはないと誰もが確証していた。


しかし、1世紀後の未来、リングを通して死ぬ気の炎は「覚悟」さえあれば誰にでも扱えるものとなっていた。


ウィンディはそれによって氷が溶かされ復活に至った。



「これが真実だよ、ボンゴレ]世(デーチモ)」


「だから同盟やリースファミリーなどボンゴレと繋がりのあるものにも手を出していたということか」


ツナの瞳と拳が強くなる。


「ああ、だが最近ボンゴレに対してはどうでもよくなってるらしくてな、いきなり世界滅亡させるにはどうしたらいいとかわけのわからんことまで言い出してな、まあ心当たりがないわけじゃねえが」

その言葉にツナの瞳がいっそう鋭くなる。




「オレは・・・・・オレはお前らの仲間にはならない。オレは今の現状に満足している。認めてくれる仲間がいて・・・だからお前らのように簡単に人を殺すようなやつらなんかと」


ジェラートは馬鹿にしたように笑っている。 しかしツナは真っ直ぐジェラートを見ている。京子とハルも真剣にツナを見ている。


「断ったら殺していいって言われてからな」


そう言うとジェラートは再び嵐の炎を纏わせ襲い掛かろうとしたてきた。


しかしジェラートはツナに向かわず、京子とハルに襲い掛かった。突然の標的変更にツナは遅れをとった。
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