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俺の名はシャルル・フェニックス
眷属と不死鳥
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い常識だな。これは。

織斑千冬そっくりさんは静かに俺の話を聞いてくれてる。

どうやら考えてるようだ。たぶんこれからのこととか。

「最後に、頼みとはいえ君らをこちらの世界に巻き込んで済まない」

頭を下げることで俺は最後を締め括った。

「……聞いていいか?」

「ああ。構わん」

「何故私達を助けた?」

何故か。

まぁ、決まってるな。

「気まぐれでバスに乗ったら事故にあった。
そして死にかけの隣に寝てるのががいて、お前らが俺の知ってる人に似てて、助けてと言った。
だから、助けた。
つまりは気まぐれとお前らが俺の知ってる人に似てたからだな」

本当のことを告げた。

下手に隠しても意味はないだろうしな。

「……それで私達は生き返ったのか。
自分の顔に初めて感謝したぞ」

皮肉気に笑った。

まぁ、気まぐれって言われりぁな。

「まぁ、済まないな。
もうちょっと増しな理由にした方がよかったか?
一目惚れしたとか」

場を和ませようと冗談を言うと――

「はっ、面白い冗談だな」

鼻で笑われた。

もうちょっと慌てるとか可愛いげを見せて欲しかったぜ。

織斑千冬そっくりさんとはいえ慌てふためく様はかなりレアだと思うんだが……

原作では1巻の塩の件しかなかったからな。

「それで私達はどうすればいいんだ?」

「あー、まず自己紹介からしようぜ?
俺はシャルル・フェニックス」

「私は、織斑千冬。
こっちに寝てるのは篠ノ之束だ」

ありゃりゃ、同姓同名ですよ。

同性能じゃないことを切に願うわ。

「親はいるか?」

「私はいない。こいつはいるが、不仲だ」

「会えなくて悲しむ奴は?」

「いないな」

「何だよ。社会不適合者か」

お?

眉がピクッと動いた。

「……そういうお前はどうなんだ……」

若干苛ついた声で聞かれた。

フッナメんなよ。

俺はかなり交遊関係が凄いからな。

「親とは不仲だが、友達ならいるぞ。10人もな」

白雪、恋、理子、黒歌、白音、朱乃、リアス、ソーナ、セラフォール、木場。

後は、俺を悪魔とは知らないが、イリナとせいな(漢字は知らない)――――あれ?

「五十歩百歩じゃないか」

織斑が負け惜しみを言ってたが、気にせず、考え事をする。

せいなについてだ。

確か、ひょうどうせいなと名乗ってた。

…………いや、まさかな。

同姓くらいおかしくないだろ。

でも、イリナと一緒にいた…………


嘘だろ?

嘘だと言ってくれよ。ジョニー。

んな馬鹿な事が…………

気にしたら負け。

そう思
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