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ウルキオラの転生物語 inゼロの使い魔
第4部 誓約の水精霊
第4章 惚れ薬
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シーを見つめた。

「いくらだ?」

「え?」

「いくら必要なんだ?」

「えーっと……、七百エキューくらい」

その値段を聞いて、ギーシュは驚いた。

「そ、そんなに高いのか……」

ウルキオラは、部屋の中に戻ると、机の上にあった、アンリエッタから貰った金貨の入った巾着袋を手に取った。

そして、それをモンモランシーに渡す。

「これで足りるか?」

モンモランシーは巾着袋の紐を緩める。

中を見て、驚く。

「えっ!なんでこんなにお金を持ってるの?」

それを見たギーシュも驚いたようだ。

「すごいじゃないか!二千エキューはあるんじゃないか!」

「出所は聞くな。いいか、これで秘薬とやらを買って、明日までに何とかしろ」

モンモランシーは、わかったわ、と呟くと、ギーシュと一緒にその場を去った。




翌朝の夕方、ウルキオラはモンモランシーの部屋で椅子に座り、溜息をついた。

ぐずるルイズをなんとか部屋に残し、ここまでやってきたが……。

「解除薬が作れないだと?」

ウルキオラはモンモランシーを睨んだ。

隣では、ギーシュが何とかウルキオラを宥めようと必死である。

モンモランシーとギーシュは本日街に出て、闇屋に向かい、解除薬の調合に必要な秘薬を探したのだが……。

「しょ、しょうがないじゃない…売り切れだったのよ…」

モンモランシーはウルキオラの目を見ずに答えた。

見たら死んでしまうと思ったのだ。

「いつになったら手に入る?」

「それが……、どうやらもう、入荷が絶望的なのよ…」

「なんだと?」

「その秘薬ってのは、ガリアとの国境にあるラグドリアン湖に住んでいる、水の精霊の涙なんだけど……、その水の精霊たちと、最近連絡が取れなくなっちゃったらしいの」

ウルキオラはすくっと立ち上がった。

「モンモン、昨日俺が言ったことを覚えているか?」

「…明日までに…なんとかしろ…よね」

モンモランシーは頭を垂れて言った。

「そうだ。だが、お前はそれが出来なかった…つまり、だ…」

ウルキオラは、腰に差してある斬魄刀に手を掛けた。

それを見たギーシュが、何とか宥める。

「ちょ、ちょっと待ってくれ。ウルキオラ」

ウルキオラは答えない。

モンモランシーは、壁際へと後じ去る。

「まだ…まだ、可能性はある!」

ギーシュの言葉に、ウルキオラの手が止まった。

「どういう意味だ?」

「こちらがラグドリアン湖に行くのだ。水の精霊は滅多に人間に姿を見せないが、ゼロではない」

ウルキオラは、少し考えた後、刀身が半分ほど露出していた斬魄刀を、鞘に納めた。

「なるほ
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