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ウルキオラの転生物語 inゼロの使い魔
第4部 誓約の水精霊
第4章 惚れ薬
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「私、色気ないんだもん。知ってるもん。だから、横で寝ててもウルキオラは何もしないんだもん。そんなの許せないんだもん」

ルイズは泣きそうな声でまくしたてた。

「心配するな。お前に色気がおろうがなかろうが、なにもしない」

「それはダメ…」

ルイズはシャツの裾を引っ張って、前を隠して立ち上がった。

細いルイズの生足が目に飛び込んでくる。

ルイズはウルキオラの胸の中に飛び込んできた。

髪からは部屋に充満する匂いと同じ甘い香りがする。

いつもはつけない香水を、体に振りかけているらしい。

ウルキオラの服に顔を埋めて、ルイズはひくひくと震えた。

「すっごく寂しかったんだから……、ばかぁ……」

ウルキオラは目を細めた。

今のルイズは、俺の知っているルイズではない。

惚れ薬で、自分を失っている状態だ。

ウルキオラはルイズの目を覗き込んで、言った。

「ルイズ」

「ウルキオラ……」

「お前は薬でおかしくなっている」

「くすり……?」

潤んだ瞳で、ルイズはウルキオラを見上げる。

「そうだ」

「薬のせいなんかじゃないもん」

ルイズはまっすぐにウルキオラを見つめた。

「とにかく今日はもう寝ろ」

ルイズは首を振った。

「ぎゅってして?じゃないと寝ない」

「したら、寝るか?」

ルイズは頷いた。

ウルキオラはルイズをベッドに運んでやった。

寄り添うように、隣に寝転ぶ。

ルイズはいつものようにギュッとしがみついてくる。

「どこにも行かないで。他の女の子見ないで。私だけを見て」

呪文のように、そう繰り返した。

「ここにいる」

「ほんと?」

「ああ。だから寝ろ」

「うん……。ウルキオラが寝ろって言うんなら寝る。だって、嫌われたくないもん」




隣では、ルイズが可愛らしい寝息を立てて寝ていた。

ウルキオラはルイズを起こさぬように、ベッドから起き上がると、椅子に腰かける。

本を読もうと、手に取った瞬間、扉を叩く音が聞こえた。

ウルキオラは本を机の上に置き、ドアを開いた。

そこには、ギーシュとモンモランシーが立っていた。

「解除薬は?」

ウルキオラの言葉に、二人は顔を見合わせると、申し訳なさそうにギーシュが口を開いた。

「やや、そのことで相談が……」

ギーシュは事の次第を話した。

「解除薬を作るには秘薬が必要なのだが……」

「なら使え」

「いや、それがなくて……」

「なら買え」

「そのー、お金がなくて……」

ウルキオラは溜息をついた。

「使えない奴らだ」

そう言った後、モンモラン
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