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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第458話】
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な感じがした。
――第六アリーナロッカールーム――
静まり返ったロッカールーム、俺とシャルの二人だけしか居ないというのもあってか否応なしに二人っきりという状況を認識してしまう。
「じ、じゃあ着替える……ね? あ、あんまり見ちゃダメだからね……?」
「わ、わかってるって」
訓練も終ったという事は、ISスーツも脱ぐわけであって、互いに素っ裸になるという事でもある。
――いや、まあ俺は部屋で脱げば良いのだから素っ裸にならなくても良いのかもしれない。
とりあえず制服を取り出し、着替えようとするとシャルが――。
「あ、ああっ!? そ、そそそそういえば! ぼ、僕、汗かいちゃったんだった!」
若干狼狽するシャル、言葉にも緊張の色があった。
そんなシャルの様子が気になりつつも、俺は普通の受け答えをし――。
「え? ――ならシャワー浴びるか? 確かシャワールーム併設されてたっけ?」
――と、俺は聞く。
普段男子はあまり使えない(基本女子比率の高いIS学園では女性優先は当たり前、尚且つ世論は女尊男卑な為)ので、俺も特別シャワールームを気にする事はなかった。
「う、うん、直ぐ側に併設されてるんだよっ!? べ、便利だよねっ!?」
「あ、あぁ」
何やらいつもと違うシャルに、疑問符を浮かべる俺。
シャルの表情はと言うと、顔を赤らめ、何やら言いにくそうにしながら自身の指を弄び、視線が周囲を泳いでいた。
――と、シャルはきゅっと瞼を閉じ、何度か深呼吸を繰り返す。
何か言いたい事があるようなので、俺は黙って彼女の様子を眺める事にした――そして、意を決したのか、先ほどよりも真っ赤に染めながらシャルは。
「ひ、ひひ、ヒルトッ!!」
「ん? 慌てなくて良いから、言ってみなよシャル」
「う、うん……! ――ぼ、ぼぼ、僕……と……。 〜〜〜〜し、シャワー、浴びないッ!?」
言い切るや、肩で呼吸を整えるシャル、耳まで真っ赤になっていて、既に風呂上がりの様にも思えた。
一方の俺は、言葉の意味を一つ一つ噛み砕いていき、それの意味が解ると伝染するように全身の体温が上がった。
「なっ――ば、ばか、だ、大胆すぎだろ!? そ、それに……」
言葉が詰まる、少なくとも今の俺の状況だと、シャルと一線を越える可能性がある――ていうか、確実にこの間の続きをするのは明白だ。
だが、そんな俺の考えを他所に身を預けるように寄り添い、俺のISスーツをきゅっと掴むと上目遣いで瞳を潤ませて言葉を紡いだ。
「こ、この間の、ね……? ひ、ヒルトの指が忘れられなぃ……の。 ――ぇっちな子
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