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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第458話】
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に振り向き、満面の笑顔で――。
「ヒルトーっ! 僕の訓練、変じゃなかったー?」
そう言いながら手を振る彼女のその姿は、容姿の良さも相まって非常に可愛く見える。
「ああ、特に変な所は無かったぞーっ?」
「なら良かったー♪ ――えへへ、そっちに行くねーっ」
言いながらふわりと舞い、飛翔して此方に近付くシャル。
ある程度の距離まで近付くと、突然空中でISを解除したシャル。
「……!?」
慌てて両腕を広げて俺は受け入れる体勢に、シャルはそれを見て嬉しそうにそのまま飛び付き、抱きついてきた。
その勢いで、倒れそうになるのを踏ん張ると共にシャルを抱えたまま一回転、そしてそのまま下ろすと俺は――。
「シャル、あんな解除の仕方は危ないぞ?」
「ご、ごめんね。 ――でも……一度ね、ヒルトにこうやって抱きついてみたかったの……」
怒られたと思ったのか、表情に陰りを見せたシャル――俺的には怒ったつもりは無いのだが、もしかするとシャルにとっては語気が強く感じたのかもしれない。
シャルの頬に右手を添えながら俺は口を開いた。
「シャルが怪我したら、俺が悲しいからな」
「ヒルト……。 ご、ごめんね、心配かけて……」
「ん、まあ怪我は無い様だし、構わないさ、これがな」
「うん……♪」
頬に添えた右手を、シャルは両手で包むように掴んだ。
両手の温もりが伝わってくる、彼女の暖かい体温が手のひらから伝わり、全身の体温が上がるのを感じた。
「し、シャル、とりあえず訓練はもう終わりか?」
「え? ぅ、うん、ヒルトに前に言った重機関銃のテストも兼ねてだったからね。 テストだったから弾薬があまり無かったけど、機関銃の性能はデータ通りだったから安心して使えるって感じかな?」
言いながらシャルは機関銃を再度粒子化、それを俺に見せた。
人に弾丸が当たれば下手すると体が千切れるかもしれないと思うと、背筋にゾクッとした感覚が襲った。
「と、とりあえず終わったなら着替えないとな?」
「そ、そうだね。 ……今日はヒルトと一緒に着替えようかなぁ……」
小声でそう呟き、何度かチラチラと俺へ視線を送ってくるシャル。
頬を掻きながら俺は――。
「ま、まあたまになら良いかな」
「……ぅんっ♪ じゃ、じゃあ、早くもどろっ?」
腕を取り、まるで恋人の様に絡ませてくるシャル。
むにゅぅっと腕に当ててくる乳房の柔らかさに意識が行くも、軽く咳払いをして俺はエスコートする形でロッカールームへと戻っていった。
そんな俺の様子を見て、シャルはニコニコ笑顔でご満悦
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