暁 〜小説投稿サイト〜
東方喪戦苦
〜三十三幕〜一人目の刺客
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
いのか?遠慮無く行っちゃうぜ?」

すると響真の肌の色が豹変した。その肌は、血管が浮き出て見えて恐怖を誘った。
目は蛇のように鋭く変わり、臀部辺りから尻尾が生えてきた。
歯は鋭く尖り、爪は鋭利に尖っていった。姿勢は段々と猫背に変わっていった
その容貌は哺乳類からは程遠く、むしろ爬虫類にも似た様相をしていた
舌は蛇のように長く、しなやかな動きをしていた。

響「へへ、驚いたか!?この姿は人間の5倍近くのパワーがあるんだぜ!4対1でも全然問題ねぇぞ!?」

「ナメんな!」

拳を握り直し、響真を睨み付ける

響「おぉ〜、怖い、怖い」

俺は、身を屈めて前進して響真との距離を一気に縮めた。
響真の腹部にタックルを決めようとしたが、右にステップを切られて、避けられた。
響真は、俺の方に手の平を向けて来た、すると響真の手の平から緑色の光る玉が発射された。
近距離の為避けようも無く、その玉が俺の右腕に直撃した。

「くぁぁ、痛ぇぇ!」
右腕を抑えそう言った。右腕の袖はビリビリに破れ、夥しい程の血が流れていた。

響「お前『弾幕』って知ってるか!?知る分けねぇか!本来、殺傷能力は薄く、俺ら凡人が扱えるもんじゃねぇが、裕海が俺ら幹部全員に『弾幕』を使える様にしてくれたんだ。しかも殺傷に特化した改造版だ」

「要するに、当たりゃやべーって事だろ?なら全部避けきる!」
傷だらけの右腕に力を込めて、呟いた。

「この技は捨て身であんまし使いたくなかったがやむを得んか」

右手を背中に当てて叫んだ。

『衝撃波を創り出す』

右手から衝撃波が出て、響真の方に吹き飛んだ。

「先ずは一発お見舞いしてやるよ!」
凄まじい、スピードと、骸の行動に呆気を取られ回避行動が取れなかった。

「オラァ!」

左手の拳が、響真の頬を捉えた。骨の鈍い音がして響真は後ろに弧を描き、倒れ混んだ。

「反撃開始だ、クソッタレ!」









[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ