〜三十三幕〜一人目の刺客
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いのか?遠慮無く行っちゃうぜ?」
すると響真の肌の色が豹変した。その肌は、血管が浮き出て見えて恐怖を誘った。
目は蛇のように鋭く変わり、臀部辺りから尻尾が生えてきた。
歯は鋭く尖り、爪は鋭利に尖っていった。姿勢は段々と猫背に変わっていった
その容貌は哺乳類からは程遠く、むしろ爬虫類にも似た様相をしていた
舌は蛇のように長く、しなやかな動きをしていた。
響「へへ、驚いたか!?この姿は人間の5倍近くのパワーがあるんだぜ!4対1でも全然問題ねぇぞ!?」
「ナメんな!」
拳を握り直し、響真を睨み付ける
響「おぉ〜、怖い、怖い」
俺は、身を屈めて前進して響真との距離を一気に縮めた。
響真の腹部にタックルを決めようとしたが、右にステップを切られて、避けられた。
響真は、俺の方に手の平を向けて来た、すると響真の手の平から緑色の光る玉が発射された。
近距離の為避けようも無く、その玉が俺の右腕に直撃した。
「くぁぁ、痛ぇぇ!」
右腕を抑えそう言った。右腕の袖はビリビリに破れ、夥しい程の血が流れていた。
響「お前『弾幕』って知ってるか!?知る分けねぇか!本来、殺傷能力は薄く、俺ら凡人が扱えるもんじゃねぇが、裕海が俺ら幹部全員に『弾幕』を使える様にしてくれたんだ。しかも殺傷に特化した改造版だ」
「要するに、当たりゃやべーって事だろ?なら全部避けきる!」
傷だらけの右腕に力を込めて、呟いた。
「この技は捨て身であんまし使いたくなかったがやむを得んか」
右手を背中に当てて叫んだ。
『衝撃波を創り出す』
右手から衝撃波が出て、響真の方に吹き飛んだ。
「先ずは一発お見舞いしてやるよ!」
凄まじい、スピードと、骸の行動に呆気を取られ回避行動が取れなかった。
「オラァ!」
左手の拳が、響真の頬を捉えた。骨の鈍い音がして響真は後ろに弧を描き、倒れ混んだ。
「反撃開始だ、クソッタレ!」
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