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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第六十八話 謎の女
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ち込んだ程だが、今は少しだけ持ち直した。
この前、大輔がタケルを殺そうとした時は驚いたが、当然かもしれない。
大事な存在を侮辱されて怒らない人はいない。
大切な存在ということに光も闇もない。
テイルモン[ヒカリ?]
ヒカリ「あ、ううん。何でもない」
僅かな望みをかけて大輔達にメールを送信する。
デジタルワールドの平和を願う心だけは一緒だと信じて。






























大輔「でかいな」
ヒカリ「あ、うん。そうだね…」
自分達より早く来ていた大輔達に驚きながら、普段よりいくらか機嫌が良さそうな大輔にヒカリは不思議そうに見つめる。
はやて「ほら…最近ダークタワーの減りが目茶苦茶早いやろ?あれ殆どストレス発散に大輔さんとブイモンが壊しとるんよ」
ヒカリ「そ、そうなんだ…」
タケル「大輔く…」
賢は無言で大輔に近づこうとするタケルの足を払い、強制的に黙らせた。
賢「(空気の読めない馬鹿…とは正にこれか)」
折角、機嫌がいくらか浮上してきたというのに何故自分から駄目にしようとするのか…。
フェイト「それにしても大きいね。」
大輔「ああ、このサイズだとエクスブイモンもグレイモンの猫くらいの大きさに過ぎないな」
伊織「まるで僕達、ガリバー旅行記に出てくる巨人の国に迷い込んだみたいですね……」
フェイト「ガリバー旅行記って何?」
はやて「へ?フェイトちゃん知らへんの?」
フェイト「うん」
賢「ガリバー旅行記というのは、とあるアメリカ人が小人の国にスリップするのが一章。そして伊織君のは確か、全てが巨大な国にスリップするのが二章…だった気がする」
フェイト「凄く曖昧な回答ありがとう」
大輔「まあいい…おい女!!隠れてないで出て来い!!出て来ねえなら家ごと消し飛ばすぞ!!」
賢「来て早々いきなり物騒なことを言うんじゃない」
ハリセンを叩きつけ、本気でやりかねない大輔を強制的に止める。
伊織とタケルは複雑そうに大輔と賢を見遣る。
伊織はデジタルワールドを支配しようとしたデジモンカイザーである賢と自分達以上の信頼関係を築いていることに。
タケルは賢より長い時間を共にしてきたにも関わらず、自分よりも賢とまるで太一とヤマトのような親友の間柄であることに複雑な心境である。
大輔「仕方ねえな。とにかく、探してみるか」
フェイト「そうだね。」
賢「行くか」
はやて「ほな、ギガハウス探検隊出撃や!!」
京「ちょ、ちょっと!!こんなあからさまに罠ですと言ってるようなトコに入るの!!?」
はやて「当たり前やろ?危険なトコ程、得る物はでかいんやから」
賢「君達は今すぐ帰った方がいい。ここから先は生半可な実力の奴には踏み込めない領域だ
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