第十八話
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ときましょうよ。神名の奴、すんげぇゲスな顔してるぞ。
「神名君、変な先入観で物事を決めつけないでください。イッセー君や彼の仲間達は決して危険な存在などではありません。それは今まで彼らと接してきた私が保証します」
そう言ったソーナ会長の目は……綺麗と言える物だった。
本当に俺たちの事を思ってくれている、そんな感情がその瞳を見ればわかるほどだった。
そう言われた神名は押し黙る。
ふぅ、とソーナ会長は一息つくとこちらに振り返る。
「遅くなってしまいまして申し訳ありませんイッセー君。本来ならもっと早く到着出来た筈なんですが……ほら匙!謝りなさい!」
そう怒鳴られて出てきたのは申し訳なさそうな感じを醸し出している匙だ。
「済まん!俺の所為で遅くなっちまって……」
「何で遅くなったんだ?」
「いや、宿題は置いてくるか置いてこずに冥界で宿題をするかで悩んでな……」
どうでもいい理由で悩んだな。
「わかる、わかるぞ匙。私も悩んだ」
「何だ、ここにも同士がいたのか!」
何かゼノヴィアと匙が意気投合したし。
「それでは、行きましょうか」
そう言ってソーナ会長は駅の中に入っていく。俺たちもそれに倣って駅の中に入っていった。
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