暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
バレンタイン特別SS とある年のバレンタイン
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うぅぅぅっ……」

 いやそんな唸られましても。しかもめっさ涙目だし。

「イッセーは私のチョコ食べてくれないの?」

「いやその状況でどう食えと……」

「う、うぅ……じ、じゃあ……」

 そう言うと黒歌姉は溶けてるチョコを人差し指ですくい取り、それをそのままこちらに差し出してきた!

「あ、あ〜んっ」

「ってこれを食えと!?」

「……ダメ?」

「う……」

 そ、そんな泣きそうな目で見られたら……

「わ、分かった! 分かったからそんな目で見るなって!」

 俺は観念して黒歌姉の前にしゃがみ込んで口を開ける。

「えと、じゃあ改めて……あ〜ん」

「あ〜」

 口の中に突っ込まれてきた黒歌姉の指を咥え込み、そのままチョコを舐めとる。さすが黒歌姉の作ったチョコだけあって味はとてもいい……んだけどそこに微かにほんのりとした塩み……多分これが黒歌姉の味なんだろうけど……それが混ざってもう頭がくらくらするというかいつまでもしゃぶっていたいというか……。

 口の中からチョコが無くなると、名残惜しいと思いつつも指から口を離す。すると俺の口と黒歌姉の指の間にタラァッと唾液の糸が。うわぁぁエロい。

「えと、その、美味かったよ」

「そ、そっか、良かった」

 そして恥ずかしがりつつもにっこり笑う黒歌姉。ぐ、可愛すぎてどうにかなっちまいそうだ。と、とりあえずチョコは貰ったし、どうにかなっちまう前に次に……

「あ〜ん」

「……」

 急いで立ち去ろうとする俺にまたしても差し出される黒歌姉の指。まさかその谷間に溜まってるチョコ全部この方法で食えと?

「……」

「……」

 パクっ……と誘惑に負けて黒歌姉の指を咥える。こ、これで最後だ。これ食ったらもう次に……

「あ〜ん」

「……」

 パクっ







「じゃあまた後で、な……」

「う、うん……」

 パタンと黒歌姉の部屋の扉を閉じて大きく息をつく。結局黒歌姉のおっぱいに付いてたチョコ全部食っちまった。黒歌姉に覆いかぶさって胸から直接チョコを食べようとする衝動を理性で抑えこむのは大変だったぜ。と、とりあえず最初の難関は突破したし、後の3人がこれよりも精神的にクることはないだろうから………………無いよな? これよりも酷くはないよな?

 そのまま若干の不安を胸に龍巳の部屋へ向かう。もう今のだけで精神力使いきった感あるし、後は普通のチョコが来るのを祈ろう。

コンコン……

「龍巳、俺だ」

「ん、入って」

 指示に従い龍巳の部屋の扉を開ける。龍巳の部屋は片側の壁が全部本棚とフィギュアラックになっており、その中にはぎっちりとオタクグッズが入っている
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