10話
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「消えろ……」
―灼熱の竜巻!―
目の前に現れた太陽と見紛うばかりの火炎竜巻を前にバイザーは理解してしまった。……目の前に居る相手は人間であっても……はぐれ悪魔である自分よりも恐ろしい化物であると。
「はぐれ悪魔バイザー、貴女を滅しに……「グギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァア!!!」……来た、わ……」
突然響く第三者の声を遮る様に響き渡るバイザーの悲鳴。炎の竜巻に焼かれて焼失していくバイザーの姿とそれを成した四季。そして、三体のアウトレイジに囲まれて守られている詩乃。廃墟に入ってきたリアス達グレモリー眷属は流石に唖然としてしまう。
「終ったぞ」
そう言って何処か不安げな響きが有る声で四季が振り返る。……改めて見せてしまった事で怖がられたかもしれない、そう思う。
「その……怖く、なかったか?」
「カッコ良かったわよ、四季」
そう言って微笑んでくれる彼女。それだけで不安は無くなる。
「ああ、ありがとう、詩乃」
誰に認められなくても良い。ただ詩乃にそう言って受容れて貰える、それだけで十分だ。
戦闘と詩乃の裏社会見学も無事終わり、帰ろうと思った時……
「待ちなさい!」
「チッ、居たのかよ無能の妹とその他」
思わず舌打しながらリアスの姿を視界に捕らえてそう呟く。
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