2、これは何かの冗談ですよね?
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て頂きます」
訝しげな視線をミヤコは見ないふりをして話を進めた。
強制的に参加せざるを得ないのであれば、好きにさせてもらおうではないか。
「私は堅苦しいパーティーなど好きじゃないわ。強制的に参加させられる身として、楽しいパーティーの方がいいの。仮面で顔を隠していれば、身分など考えずに楽しめるでしょう」
反論は受け付けません、と言うようにきっぱりと言い放つ。
「では、お父様。よろしくお願いします」
スカートの端を持って優雅に礼を取ると返事も聞かず、そのままミヤコは自室へ戻った。
ミヤコが部屋を出て行った後に、「誰に似たんだか……」と呟かれたことなど知る由もない。
しかも、その呟きを聞いて側近の一人が「間違いなく貴方です」と思ったことも、彼女は知らない。
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