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ボスとジョルノの幻想訪問記
十六夜咲夜一揆 そのA
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と闘っているように見えなくもないがそこにはフランドール以外の姿は見受けられなかった。何にせよ動きが止まっているため把握できるはずがない。

 と、こんなことをしている場合ではない。さっさと十六夜咲夜のいるところへ戻らなくては。ドッピオとしては彼女の尻に敷かれるのは嫌だろうが、そんなことは関係ない。俺には『十六夜咲夜』という人間を見極める必要があるのだ。

(・・・・・・くそッ!! 十六夜咲夜がいる部屋はここから反対側の廊下じゃあないかッ!! 本当に面倒なことをしてくれる・・・・・・!!)

 ディアボロは悪態をつきながら心臓を貫かれた小悪魔の側を離れていった。

*   *   *

 咲夜は時を止めた。間一髪だったが、レミリアの体は表情まで固定されて動かなくなる。

「・・・・・・まさか、『ホワイトアルバム』を破る能力なんて・・・・・・」

 そう言いながらも、レミリアの『ぜ』の口で止まった表情を眺めながら咲夜はほくそ笑んだ。あとはレミリアの首を切って冷凍保存すればいい。いくら吸血鬼といえど、全身が凍っていれば何も出来ないはずだ。

「ふふふっ、お嬢様? あなたが、あなたがいけないんですよ・・・・・・。私は、咲夜は誠心誠意尽くしてきたのに、お嬢様がそんな扱いばかりするから・・・・・・」

 咲夜は笑わずにはいられなかった。あぁ、あの自分を苦しめた日々を、元凶を自らの手で断ち切ることが何と嬉しいことかっ!

 咲夜は懐から新しくナイフを取り出しレミリアの首に刃を当てた。今からこの細い首を私の無機質なナイフで切り裂くのだ。胸が高鳴る。心が躍る。興奮が冷めやらぬ。体の奥が熱く、燃えたぎる。

「ふふっ、うふふ、ふふふふふ・・・・・・お嬢様、あぁ、お嬢様・・・・・・? 分かりますかお嬢様。私のナイフが、暴力があなたの首を今まさに陵辱するところを・・・・・・うふふふふふ」

 咲夜はトン、トン、とレミリアの首に銀の刃を当てる。彼女の何も知らない白い肌がそのたびに揺れるのがどうしようもなく、そそるのだ。

 やった、私は、やった。私は。殺せる。主を、この手でぐちゃぐちゃになるまで、背徳的だ。きっと絶頂する。いままで感じたことのない幸福感だ。素晴らしい。あぁ、お嬢様。私という犬に陵辱される気分はどうでございますでしょうか。









 不肖私めは最高の気分にございます。











「いやっひゃあああああああぁぁああああッッ!!! 最ッ高!! 最高最高最高ッ!!! んッひぃぃッいいいいッ!! あっ、ははッ!! 興奮ございますでしょうお嬢様ッ!! 犬に犯される気分はどうでございますでしょうかァァアアアッ!!?? あッ、はッ!! 醜くッ!! 汚いッ!! 汚物にッ
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