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俺の名はシャルル・フェニックス
終幕と不死鳥
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ゃんのために私はこの力を使う。
もう、泣いてるシャルちゃんなんて見たくないから……
星伽候天流、緋眩毘(ひのかがび)」

言い終えると同時に、ザッ、と地を蹴り、火矢のごとく敵の本陣へと近づき、背を向けて立っている男二人を切り捨てた。


「悪い子にはお仕置きだよ。
特別に厳しく火炙りにしてあげる」

白雪は獰猛な笑みを浮かべた。


◇◆◇◆◇


私―リアス・グレモリー―より1歳年下のシャルル。

学校に行って出会った私の友人。

どこか変わっていて貴族らしくない子。

けれど、一緒にいて面白いし、同じ人間界に興味があるという共通のモノがあったのよ。

だから、仲良くなっていったわ。

婚約が決まった時に貴方がいいと言うくらいにはね。

だから、私は今回のレーティングゲームは真っ先に止めたわ。

勝ち目が薄いから。

いくらシャルルが精神力が続く限り再生するからといっても相手は公式戦を何度もこなしてる相手なのよ。

もう少し力をつけてからの方が勝率は上がるわ。

だから、待った方がいいと言ったのに……

「リアス、このレーティングゲームはおかしいわ」

じっとシャルルのゲームを観ているソーナが険しい顔で言ったわ。

ソーナもやはりそう思っていたのね……


「ええ、シャルルに不利な条件がありすぎるわ」

眷属の人数差、年齢差、経験の差、フィールドの不利さ。

明らかにフェニックス卿はシャルルを勝たせる気がないのよ!このレーティングゲームはッ……


「お兄ちゃん……」

シャルルの所から来た私の眷属の白音が不安そうな声をだす。

「シャルルくん……」

朱乃も食い入るようにゲームを見つめてる。

この娘たちは二人ともシャルルと知り合いなのよね。

しかも命の恩人だとか……

シャルル……

勝ちなさい。

貴方は大空を自由に羽ばたくフェニックスなのでしょう。

なら勝ちなさい。

貴方の親がどうであろうと、私たちは貴方が勝つのを願っているわ。

不利でも不敵に笑って覆す。

それが貴方らしいわ。

だから、勝ちなさい!



◇◆◇◆◇



「クソックソックソックソッ!!!!」

ヴィレーネは地の滲んだ地面を何度も蹴る。

先程までクソウザい女が倒れていた場所だ。

「よくも私を焼いてくれたわねッ!!」

ヴィレーネの本陣に単騎で奇襲をかけ、騎士2名をリタイヤに追い込み、ヴィレーネ自身も宝涙が無ければ白雪の憤怒の業火の前に焼かれていただろう。

「何がシャルちゃんのためよ!!何が好きよ!!バッカじゃないの!?
世の中金よ!そのための政略結婚でしょう!」

金切
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