終幕と不死鳥
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スの宝涙を製造することはできねぇんだ。
黒歌との契約の時は忍び込んで勝ってに作ったが、警備が厳重になり、忍び込むことは不可能となってしまった。
だから、今回は親父様に頼み込んだが、拒否されてしまった。
情けねぇ限りだ。
だから
「……頼むぜ」
そう言うことしかできなかった。
「……来る」
恋がそう呟いた。
その直後に罠に反応があった。
見た感じ、女王、戦車2、僧侶2、兵士2、の大盤振る舞いだ。
騎士2、は王のところか……油断して王以外の全戦力をこっちに傾けてくれたら良かったんだが……そうも言ってられねぇか。
さてと、罠で何人潰れてくれるか……
僧侶が一人でも潰れてくれるとありがたいんだが……
じっとして闘志を高める。
次々と敵へと襲いかかる罠郡は全て発動し終えた。
けれど、敵は無傷だった。
黒歌自身も驚いてる。
罠はちゃんと仕掛け、発動した。
けれど、相手は無傷。
まさか……まずいな。
理子が……
クソッ、通信機を買えなかったのがここに響いてきた。
クソ親父がっ……
今は、恨んでる暇はねぇ。
切り替えろ。俺。
理子を助けにはいけない。
ここから誰一人も抜けるわけにはいかないのだから。
だから、済まねぇ、理子。
犠牲(サクリファイス)になるぜ。
万が一はリタイヤしてくれ……
「女王は俺がやる。
あとは二人で頼む」
「……ん」
「わかったにゃ」
手短に簡単な作戦を伝えた後、俺は翼をだして空中へと飛び立つ。
「来いよ、歓迎はしてやるぜ!」
魔力で特大の炎の塊を作り出し敵に向かって発射する。
リタイヤさせることは無理だろうが、少しでも相手の戦力を削っておきたかいからな。
敵から、恐らく魔法だろう水の奔流と大人一人分くらいの大きさの氷が放たれて大火炎弾(今命名)―ビッグファイアーボールでも可―を相殺した。
水や氷が蒸発してできた水蒸気が煙幕のように辺りを覆う。
これで両者共に相手のことが見えなくなった。
こんな時に重宝すんのが氣だ。
氣は探知することができる。
つまり氣が使える恋と俺にはまる分かりなんだ。
多数の小さな炎弾を氣の総量がもっとも少ない奴にマシンガンのようにたたきこむ。
分かるといっても大体からな手数を優先した。
恋も氣弾で攻撃し始める。
相手も氷弾やウォータージェットのようなものを散発的に放ってきたが、大概が検討違いのところに飛んでいった。
次第に水蒸気が晴れていく。
『ヴィレーネ・アンドロマリウスさまの兵士2名、リタイヤ』
どうやら、放送通り兵士二人を撃破でき
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