第3章
月光校庭のエクスカリバー
第82話 終演
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に部長の騎士(ナイト)が務まる奴なんていねえんだ。責任持ちやがれ」
「………」
とたんにイッセー君は残念そうな顔をする。
「……はぁ、それにしても、部長の乳首を吸えるチャンスを逃した事がつくづくぅ…」
ははは、本当に残念そうにしていた。
「さて、祐斗」
「はい?」
部長の方に振り替えると、部長の手が紅いオーラで包まれていた!?
「あ、あれってもしかして!?」
どうやら、イッセー君は何か知っているみたいだけど、とにかく身の危険が迫っていると言う事だけは分かってしまった!?
「勝手な事をした罰よ。お尻叩き千回ね♪」
「ええェッ!?」
「あははは!こりゃ良いや!頑張って耐えろイケメン♪」
「イ、イッセー君!?」
「あははは!」
その後、僕は部長にお尻を叩かれ、イッセー君には終始爆笑された。
「あ〜、滅茶苦茶熱かっだ〜。たくっ、自分だけ安全な場所で傍観とは、良い身分だな」
「私だって痛かったんですよ。まあ、火達磨にされた貴方に比べればマシなのは確かですね。ですが、貴重な現時点での最高傑作を全部失ってしまったんですよ。研究者としては手酷い痛手ですよ」
「どうせ、さらに凄いのを作れる様になれば、あれだって他の死人どもと同じ扱いになるんだろ?」
「苦労して手を加えたのですから、そこまで雑な扱いはしませんよ」
「ま、俺にとっちゃ、どうでも良い事だけどな」
「やれやれ。ところでこれからどうするんですか?」
「そう言うお前はどうするんだ?」
「しばらくは引き込もってます。今回の事で協会(ギルド)にはさらに鋭く睨まれたでしょうし、三大勢力にも目をつけられたかもしれませんし」
「あっそ。ま、俺はその辺をぶらぶらするよ」
「では、ここでお別れですね。それに、これ以上貴方と仲良くなると、貴方の殺したい人ランキングの上位になってしまいそうですしね」
「それは残念だなぁ。個人的にはもっと仲良くなってもよかったんだがなぁ♪」
「ふふ、ではまた、縁がありましたら」
「あばよ〜」
「やあ、赤龍帝」
「邪魔させてもらっている」
「ゼノヴィア!?それにアルミヤさんも!?」
放課後、部室に顔を出すと、学園の制服を着たゼノヴィアとローブを羽織ったアルミヤさんがいた。
「なんで二人がここに!?」
イッセーの疑問も尤もだろうな。
「私に関しては事後報告だ。ゼノヴィアは…」
「彼女は新しくグレモリー眷属の騎士(ナイト)になったのよ」
ゼノヴィアは悪魔の翼を出し、すぐに引っ込めてしまった。
『ええぇぇェェッ!?!?』
部長の告げた事と今の光景にイッセー、アーシア、鶇、燕が驚愕していた。
「神がいないと知ってしまったんでね。破れかぶれで頼み込んだんだ」
「……頼み込んだんだって…」
「……しかも、破れかぶれかよ…
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