暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜漆黒の剣聖〜
アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
第七話 剣聖vs流星
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た。キリトだけではなく、アスナやルナまでも驚き絶句していた。しかし、驚いた理由はそれだけではなかった。

「・・・・・それになんで、ヴォーパル・ストライクが・・・・」

ヴォ―パル・ストライクとは、先ほどソレイユが使ったソードスキルである。
しかし、それは本来片手剣のソードスキルであり、曲刀に分類される刀では決して使えるはずがないスキルであった。
それだけではく、本来ソードスキルを使うとスキルディレイというものが起こるが、先ほどのソレイユにそれはなかったように感じた。

「・・・・・もしかしたら、それが≪剣聖≫スキルなんじゃないの?」

「「・・・・え?」」

わけがわからず混乱していたキリト。それを見ていたルナが口を開いた。しかし、ルナの言葉に理解が追い付かないのか、キリトもアスナもポカンとした表情でルナのほうを見ていたが、理解が追い付くとアスナがルナに食ってかかった。

「・・・・・どういうこと・・・?」

「わからないことが多いから、あくまで仮説だよ。でも、それ以外に考えられない・・・」

それ以上口を開くことなくルナは闘技場へ視線を戻す。それに倣いキリトたちも闘技場に視線を戻すと第二ラウンドが開始されようとしていた。



「「・・・・・・・」」

初撃と違いふたりとも構えて動こうとしない。にらみ合いが続く中、会場もその雰囲気にのまれ喋ろうとする者はいない。
そんな時間が数秒続いた時、誰かが息をのんだその瞬間にそれは起こった。

「・・・・・」

「・・・・ちっ」

五メートルという距離を一瞬で詰め斬りかかるソレイユ。
しかし、その攻撃を難なく防ぐオシリスにソレイユは舌打ちをする。
間をおかずオシリスが反撃してくるが、大剣の斬撃を刀で受け流し、カウンターを繰り出す。それでもオシリスがうまくかわし決定打にならず、鍔迫り合いになってしまう。
だが、オシリスのほうが筋力値が上なのか、すぐさまソレイユは弾き飛ばされてしまうが、ソレイユは弾き飛ばされるのと同時に地面を蹴り後ろに飛んでいたので体勢が崩れることなく着地する。
そこへ≪月光剣≫の衝撃波が次々と襲い掛かるが、後方に跳び跳ねるようにしながら回避していく。
そして、二十メートルほど離れてから半円を描くようにステップを踏み、衝撃波を回避するとそのままオシリスに向かって突進攻撃を敢行した。
彗星のように全身から光の尾を引きながら繰り出されるその技はただの突進攻撃ではなく、最上位細剣技の一つ≪フラッシング・ペネトレイター≫であった。ソニックブームに似た衝撃音と共にオシリスに向かって突撃していくソレイユ。対するオシリスは≪フラッシング・ペネトレイター≫を紙一重で受け流し、追撃をかけようとするが、長い滑走を経て停止したソレイユが迎撃の体制を
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