暁 〜小説投稿サイト〜
戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十五章
疑惑者一真への監視
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が共通しているのが兵達の雰囲気や気配が変わった事。まあいくら人間コーティングされていても、人から夜叉への気配となったからなのか武将達も変化に気付いた様子だった。俺は武田兵の一人と一緒に大部屋に向かっていたが、疑われても俺は船にいたという奏からの情報というのも全員に言っていた。それが嘘なのか本当なのかは分からない様子だったけど。

「とりあえず今日一日は、いつも通り作業しているが一真を見たら何か気になった事を家老達に報告するのだ。それとこの事については、一真には内緒だぞ?」

「私達も報告があったら纏めてみるけど、今日一日様子見っていうのは理解したわ。一真を様子見というのも、今日どう接していいか分からないけどいつも通りで頼むわよ」

「・・・・光璃達も問題ない」

「失礼します、織斑様が来られました『入れ』はっ!」

「失礼するぞ。・・・・何だこの疑惑の雰囲気は?それより俺の席はどこなんだ薫」

「あ、うん。お兄ちゃんの席はここだよ」

薫に言ったら、俺の席は一真隊がいるひよ達がいるところだった。俺が座ると今日の隣は詩乃と雫だったけど、この雰囲気は疑惑の念が籠っているが問題ないな。まあいいと思ってから、膳がある食事を手に取り食べていた。食べている所だったが、皆はいつまで経っても食べないで俺の事を凝視していたので落ち着かない。

「この部屋にいる全員は、何か俺に用なのか?こちらをじーっと凝視されては、食べづらいのだが?」

そう言うと慌てて食べ始めたが、これは何かあるなと思ってから今日の予定についてを隣にいる詩乃と雫に聞いたらいつも通りとの事だった。俺は何もしなくていいから、俺は俺で準備していればいいとの事だったけど。不意に秋子から聞いてきたけどな。

「そういえば一真さんは、この食事後はどこかに行かれるんですか?」

「この後についてか?海津城に行く予定だが」

「海津城と言えば私達長尾衆がいるところよね?なぜ一真が行くのかしら。海津城に用があるならば、一真じゃなくて柘榴か松葉に行かせるけど」

「お前らでは馬でどのくらい掛かる距離だと思ってるんだ?俺が行くとすぐ到着する距離だし、たまにはバイクに乗らないと気が済まなくてな」

「ばいくというと、一真様が乗るモノでしたよね?」

「そうだ。馬ではなく絡繰りだと思えばいいし、ここから海津城まで馬よりもバイクならすぐに到着する。追いかけっこするのであればまたにしてくれ」

そうして食事を食べた後は解散となったが、俺は躑躅ヶ崎館の正門前にバイクを空間から出した。そしたら何故か秋子と夕霧がいたけど、秋子は俺とバイクに乗る事になり夕霧は馬との競争がしたいそうだ。あとは海津城に用があると言ったら、三日前から音沙汰無しだったのか監視も含めて乗る事になった。バイク
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