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SAO<風を操る剣士>
第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第二章 第二層攻略
第11話 アルゴとのパーティー
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、いうことでキリト達に別れを言い、俺達はまた出る為に立ち上がった席に再び座った。
 …あとアルゴが言った『シュー助』は、俺達にまだキリトとアスナの『キー坊、アーちゃん』のように、呼ぶアダ名が無いとかでついさっき決められた。(シリカは考え中らしい)

「それでどうしたんだ? 俺達を引き止めて」
「いや〜二人には悪いんだけどネ…」
「なんですか?」
 アルゴが言い(にく)そうにしていたら、シリカが再び聞いた。

「その…明日からしばらくオイラとパーティーを組んでくれないカ?」
「「はい??」」
「いや、二人そろってそんな『こいつ何言ってんノ?』みたいな顔しないでくれヨ…」
「いや悪いな。…でも何でなんだ?」
 俺はアルゴに謝りながら聞いてみた。

「それがこれからやるクエストが、パーティー限定なんだヨ」
「へ〜…それで、どんなクエストなんだ?」
「ただのお(つか)いを何度かやるだけサ、ただ量が多くてネ。ボス攻略の日までに終わるかどうカ…」
 俺が聞いたら、アルゴは困った顔をして俺達に返事を言ったあと、シリカが疑問に思ったことをアルゴに聞いた。

「なんでボス攻略までに何ですか?」
「それは、この層のボスの情報を手に入れられるからサ」
「なっ! そんなクエストなら、攻略会議に出てる人全員でやれば……」
「確信が()てない情報を売らないのが、オイラのポリシーなんだヨ」
 俺の言葉にアルゴは即答で返事を返してきた。

 そして、その言葉のあとにアルゴは少し(ひか)えめに頭を()げながら言った。
「たのム!」
「う〜ん…シリカ?」
 俺はシリカに顔を向けて聞いてみた。
「シュウさんが良いならあたしは良いですよ」
 流石(さすが)に1ヵ月間、一緒にいた為かシリカは俺の一言の意味をすぐ分かってくれて、すぐに返事をしてくれた。

 そして俺はアルゴのほうに向き直り「いいぞ」と一言だけ言った。
「本当カ!?」
「ああ、友達のお願いだし…それに、ボス攻略に必要ならぜひ知っておきたいしな」
「恩にきるヨ…せめてものお礼にクエストの報酬は今回は二人にアゲルヨ」
「いいのか? ただのおつかいなんじゃ…」
 さすがにそこまではと思ったがアルゴは
「いいヨ、お遣いの数が半端(はんぱ)じゃないシ……それにもしかすると出るかもそれないしネ」
 と言ってきた。

「出る?」
「いや…なんでもないヨ。オイラの独り言サ」
「「?」」
 俺とシリカはよく分からなかったが、とりあえず明日集合と言うことでアルゴと別れた。







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