第六十六話 ジョグレスについて
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モンが二つに分かれた存在だったって説もあったらしいけど?」
空「一つの存在…」
タケル「じゃあ…もし、パタモンにもそういう存在がいれば…パタモンもジョグレス出来るかもしれない…」
京「ホークモンのジョグレス相手って誰なのかしら…」
賢「(いるじゃないですか、すぐそこに…)」
そう思ってしまったのは悪くないはずだ。
ヒカリ「もしかしたら…エクスブイモンとアクィラモン…」
大輔「有り得ないね。第一、俺は賢以外の奴とジョグレスはしない」
タケル「なら…」
大輔「お前と心を通い合わせるぐらいなら敵に殺された方がマシだ。」
タケル「最後まで言わせてよ…ていうか何処まで僕が嫌いなの…?」
大輔「そうだな、初めて会った時から気に入らなかったし、今はパートナーが天使型に進化する時点でパートナー含めて嫌いだ」
パタモン[え…?]
大輔「天使型デジモンは大嫌いだ。傲慢で自分の正義に酔った偽善者デジモン」
賢「大輔。君が天使型デジモンにされたことを考えれば君の気持ちは理解出来る。だからって何の関係もない彼らに怒りを向けるのは筋違いだろう?」
大輔「…分かっている」
京「どういうこと?」
ブイモン[大輔はクラヴィスエンジェモンっていう究極体の天使型デジモンになっちゃんっていう女の子デジモンを目の前で殺されたんだ。“闇”だからってだけで存在を否定されてさ。あの時、大輔は奇跡のデジメンタルで俺をマグナモンにアーマー進化させてクラヴィスエンジェモンを倒したんだ。死ぬ寸前になっちゃんは残った力を振り絞って大輔に与えて、傷を治してくれた。今でもなっちゃんは大輔の中で生きているんだ。なっちゃんは俺にとっても友達だった。だから俺も天使型デジモンは…好きになれない。“光”に大事な友達を奪われた俺達は…]
ヤマト「(タケルとヒカリちゃんとはまるで真逆だな…)」
“闇”に友達を仲間を奪われたタケルとヒカリ。
“光”に友達を奪われた大輔。
ヤマトはいつか和解出来ればいいと思っていたが、大輔達の心境を考えれば難しいと思う。
それにタケルは闇を憎んでいる。
ヒカリも闇に恐れを抱いているため、和解出来る可能性は絶望的だろう。
タケル「でも…」
ワームモン[え?]
タケル「そのなっちゃんってデジモンが“闇”の存在なら仕方がなかったんじゃないかな…?」
大輔「何だと…?」
タケルの言葉は大輔の怒りに触れる。
タケル「闇はあってはならないんだ。危険と判断される程の闇の存在であるなっちゃんっていうデジモンのために、世界を乱されるなんてあってはならないんだ」
大輔「てめえ…今すぐその薄汚い口を閉ざせ…でないと殺すぞ……!!」
殺意を目に、声に込めてタケルにぶつけるが、タケルはそれでも大輔に言う。
タケル「大輔君!!闇の力でデジタルワールドそのものを歪めてし
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