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二次創作を書こう会
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5-3:ヒーローの生い立ち。

B「………そういえば神様転生なら生い立ちは無視してもいいな」
A「そうだな……神様に転生させられたんなら生い立ちもクソもないよなぁ」
B「まぁそれでもいいけど……勿体無い」
A「え?何が?」
B「例えば転生前の記憶と現実との葛藤とか……悩みとか……前世で越えられなかった壁とか……そういうのはキャラクターに深みを持たせる。転生したことによって改めて得るものもあるかもしれない。そういう深みって、捨てる事も出来れば拾う事も出来るんだよ」
A「なるほど……俺のイメージではそこまでは考えてなかったな。何で思いつかなかったんだろう?」
B「主人公ってのは気付かぬうちに作者の分身になりがちだ。代弁者と言ってもいい。それは悪いことではないが、行き過ぎると問題も出てくる」

5-4:嘘をついている味だぜ……

B「作者の分身になってしまうと、作者の想定を超える事は出来ない。自分に特殊な生い立ちや葛藤が無いから、それを作品に投射出来ない。仮に投射しても、所詮は知らない奴が張り付けた物だから説得力がなくなる」
A「う、そう考えると痛々しい光景に見えなくもない……」
B「自分が嘘ついてるのと同じことだからな。嘘がバレないように主人公は自分でなく別のキャラクターだって自覚してればそうもならんだろお前の考えた……えっと……キサラギなんたらもそう言う所に気を配ったら?」
A(名前忘れられとる……)


まとめ


A「正直、まさか最初のあの一言にここまでツッコミ入れられるとは思わなかったぜ……」
B「大変なのは書き始めてからじゃないのか?まだタイトルすら決めてないんだぞ?」
A「まぁそうなんだけど……書いたら書いたでまたBに何か言われそうで怖いな」
B「世の中そういうものだろ?そんなんじゃ読者からも感想でツッコまれた時に持たないぞ……所でお前、『半年ROMってろ』って言葉知ってるか?」
A「???いや、分からん」
B「『半年ROMってろ』ってのは昔ネット掲示板で使われてた言葉だ。掲示板の空気を壊すような場の読めない奴に、半年間何も書きこまずに様子を見てここの空気を理解しろ、って意味を込めて使われてた」
A「……ははぁん読めたぞ。それはこの二次創作界隈でも一緒だって言いたいんだな!」
B「全く同じでもない。だけど二次創作で盛大に滑る奴っていうのは大抵この界隈の下調べが出来てないもんだ。書こうというやる気だけでなく雰囲気とかニーズとか、なにが面白くて何がつまらないのかじっくり調べてから事を起こした方がいい。自分のやりたいことをやるのはそれが出来てからが好ましいな……でないと目も当てられない怪文書が出来上がるぞ」
A「お前……まさか経験者か?」
B「言うな。誰にだってあることだ……黒歴史ってのは
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