息抜き〜
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ゃうじゃないか。・・・仕方ないね、死にかけでもいいか」
男がそう言って手を振ると・・・光の矢が現れた。・・・あれ、は・・・
「お母さんを・・・殺した・・・」
あの時のことが頭に嫌でも浮かぶ。
「あ・・・あ・・・」
「じゃ、行くよ」
光の矢が放たれる。・・・避けなきゃいけないのに、足が、体が動いてくれない。
「愛依!」
その時、何かに突き飛ばされた。それのお陰で当たらずにすんだ・・・だが。
「・・・っ」
「椿!」
椿は片腕を押さえていた。そこからは血が流れ・・・
「大丈夫、掠り傷だから」
「椿・・・は、速くこっちに!」
もう転移が完了してしまう。・・・その時気付いた。目の前にさっき椿が見せてくれたクリスタルが輝きながら浮いていた。
「リョウコウと結衣咲シィの記憶を再生・・・」
椿の体が雷に変わる。
「椿!何を・・・!」
景色が揺らぐ。・・・全ての感覚がずれる中、椿の口が動いた。
ーーーごめんね。必ず逃げてーーー
「椿・・・嫌だ!アタシ一人なんて・・・椿、椿ーーーーッ!!」
目の前に伸ばした腕は届かず・・・ただ無情にクリスタルが何かを告げる声と同時にアタシの視界と意識は遠くへ飛ばされた・・・
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