暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
息抜き〜
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実はさっき怒られたばかりで・・・」

「・・・だから起きてたんですね・・・」

「あはは・・・それにしても」

美鈴は俺を見る。

「な、なに?」

「この人が亞莎さんの恋人ですか。先程も不意を突いたつもりが避けられてしまいましたし・・・中々強いようですね」

「・・・あのさ美鈴。俺、アンタと一度会ったことあるんだけど」

「・・・はい?」

俺は一から説明する。

「あー・・・そう言えばそんなこともありましたねぇ」

「・・・軽いね。俺、恨まれてるのかと思ったけど」

「いえ、特に気にしてませんよ。・・・あ、でもパチュリー様は少し怒ってましたね」

「・・・そうですね。次に会ったら捕まえて実験台にするって・・・冗談ですから逃げようとしないでください」

「今のは冗談と思えなかったんだよ!」


「・・・とにかく、お嬢様にお取り次ぎしましょうか?」

「あ、はい。お願いします」

俺達は屋敷に通される。

「こちらがレミリアさんの部屋です」

「・・・よく迷わないな」

「お手伝いをしてれば覚えますよ。レミリアさん、起きてますか?」

「ええ、起きてるわ」

部屋の中はやたら広がった。

「久しぶりね、亞莎。それに、亮」

「・・・相変わらずみたいだね」


「そういうあなたは変わったわね」

「・・・そうかな。自分じゃよくわからないけど・・・」

レミリアは相変わらず見た目に似合わない妖しい笑みを浮かべる。似合わなそうなのに似合うとはこれ如何に。

「事情は聞いているわ。随分苦労しているようね」

「・・・ま、実力が足りなかったからね・・・もう少しでも強ければ・・・」

するとレミリアは俺に近づいて来る。

「・・・だったら強くなればいいわ」

「・・・え?」

「ここは幻想郷。常識なんてないこの世界では、限界なんて言葉もないわ」

「・・・」

思わず唖然とする。

「投擲術なら咲夜。体術なら美鈴。魔術ならパチェに習えばいいわ」

「・・・凄い教師だ・・・」

「私も手伝います」

亞莎が微笑みながら言ってくれた。

「そう、だな・・・よし!」

俺はレミリアに礼を言って、外に出る。・・・その時だった。

「亞莎ーーっ!!」

「えっ!?・・・フ、フラン!?」

少女が凄い勢いで亞莎にタックルをかます。・・・ちなみに亞莎はタックルされる瞬間に上手く腰を引き、衝撃を逸らしていた。


「亞莎!また来てくれたの?」

「うん。ちょっとだけだけどね。フランは寝てなかったの?」

ああ。吸血鬼って夜行性だったか。

「さっきまで寝てたけど、咲夜が教えてくれたんだよ!だから
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