息抜き〜
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「ボク、死ななかったの・・・?」
二人も大分混乱しているようだった。
「・・・一応、私が二人を元の世界の存在に戻した。これならあの世界にも帰れる」
「そんなことができるのかよ?」
「紫様に預かっていた力だ。・・・一応私も傍観者だからな」
感心していると、スキマが開き、紫が現れる。
「紫様、如何でしたか?」
「・・・一足遅かったわ。彼女達の保護には成功したけど・・・彼女達以外は全滅したわ」
その言葉と同時に新たなスキマが開き、三人の傷だらけの女性が落ちてくる。・・・あれ、こいつって・・・
「高町・・・なのは?」
「・・・ええ。そうよ。それに、あなた達と面識がある・・・ね」
「・・・!?」
藍が三人を部屋に運ぶのを亞莎達が手伝う。俺達は紫に向き直る。
「・・・どういうことだ?」
「それはこちらが聞きたいわね。始まりはいきなりだったわ。今までにあなた達と関係を持った世界がいきなり襲われ始めたの」
「えっ!?」
俺は驚く。それって・・・
「今私はFate、ネギま、Angel Beatsの世界の人間を全て一つの世界に集結させ、対抗しているわ。だけどまさかなのはの世界にまで手が及ぶとは思わなかったわ・・・」
「・・・それで何かやつれてんのか?」
「・・・久々に全力を出したわよ。多大な被害を出したけど、高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやての救出には成功したから・・・あの世界自身は消滅の心配はないわね」
「なんだってそんなこと・・・」
「それも私が聞きたいわ。・・・それに、どうやらあなた達の世界にも何かが起きたようね」
その言葉に俺と咲は同時に立ち上がる。
「それ、ホントか!?」
「それで、みんなは・・・!」
「落ち着きなさい。そちらにはリョウコウが向かったわ。・・・きっと程なく解決すると思うから・・・あなた達には再び世界に飛んで貰うわ」
「・・・だけど、分かるのか?残りの三人を見つけるなんて・・・」
「私を誰だと思っているの?・・・ただ、少し時間は貰うけど」
「それは構わないけど・・・その間俺達は」
「そうね。息抜きもかねて幻想郷を巡ったらどうかしら?」
「・・・そんな呑気な・・・」
俺は呆れるが、隣で咲は「面白そうだな」と言っている。
「亮さん、幻想郷に行くんですか?」
亞莎が背後からやって来る。
「ん、ああ・・・」
「でしたら紅魔館に行きませんか?」
「紅魔館・・・レミリアか」
「はい。私、一時期彼処にいましたから」
「ボクも興味深いわね」
「・・・つっても俺は特に知り合いが要るわけでもないんだが・・・」
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