息抜き〜
[1/10]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
亮〜
「・・・ん・・・」
ゆっくりと目を開く。そこには天じょ・・・
「・・・」
「・・・」
・・・ではなく少女がいた。俺と目が合い、数秒固まったのち・・・
「ら、藍様ー!目を覚ました、藍様ー!」
・・・凄い勢いで部屋から飛び出していった。
「・・・えーっと」
取り敢えず辺りを見渡す。やたら懐かしい和式の部屋・・・んで
「・・・すー・・・」
少し離れた位置に、俺と同じように布団で寝ている親友がいた。
「・・・えい」
俺は自身の布団を咲に被せる。・・・数秒後・・・
「・・・ぶっはぁ!?」
汗を流しながら布団の中から飛び出してきた。
「あ、起きた」
「起きた。じゃねーだろ!暑ぃだろうがよ!・・・つか」
咲が俺と同じように辺りを見渡し・・・
「ここ、どこだ?」
まったく同じ疑問を抱いたのだった。
「ここは紫様の家だ」
声がした方を見ると、やたら尻尾に目が行く女性が現れた。
「あんた、確か・・・」
「八雲 藍だ。こっちは私の式の橙だ」
「初めまして!」
「・・・いや、一回助けてくれたろ。ネギまの世界で」
「なんだ、覚えていてくれたのか」
「当然。なあ、亮?」
「あ、ああ・・・」
・・・実はちょっと曖昧だったのは伏せておこう。
「・・・えっと。藍さん、紫は・・・」
「さんはいらない。・・・紫様は今野暮用で出掛けている。取り敢えず居間に来てくれ」
藍に言われ、居間に移動する。
「・・・さて、君達は世界の最後を覚えているか?」
「・・・紫が作ってくれたスキマに飛び込んで・・・」
「俺は死ぬかと思ったらいきなりだったな」
藍は頷くと空中に手をかざす。
「・・・ああ。テイルズオブグレイセス、並びにテイルズオブジアビスの世界は問題なく進んでいる。・・・どうやら異端による影響はなかったようだ」
「そうか・・・ん?俺達って同じ“テイルズ”の世界に行ったのか?」
「だね。シリーズが違うみたいだけど・・・」
「・・・取り敢えず、君達の媒体を出してくれ」
「媒体?」
咲が訪ねると藍は咲の指を指す。
「君達の仲間が光となって必ず何かに宿ったはずだ」
「・・・」
咲は指輪を取り出し、俺は葬解を取り出す。すると藍は何かを呟き・・・
「う・・・わ!?」
突然、葬解と指輪が輝きだし、視界を白に染める。
「・・・う」
そして光が収まり、目を開くと・・・
「亞莎!?」
「詠!?」
亞莎と詠が現れていた。二人はゆっくりと目を開き、周りを見る。
「これは・・・?」
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ