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真似と開閉と世界旅行
息抜き〜
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亮〜




「・・・ん・・・」

ゆっくりと目を開く。そこには天じょ・・・

「・・・」

「・・・」

・・・ではなく少女がいた。俺と目が合い、数秒固まったのち・・・

「ら、藍様ー!目を覚ました、藍様ー!」

・・・凄い勢いで部屋から飛び出していった。

「・・・えーっと」

取り敢えず辺りを見渡す。やたら懐かしい和式の部屋・・・んで

「・・・すー・・・」

少し離れた位置に、俺と同じように布団で寝ている親友がいた。

「・・・えい」

俺は自身の布団を咲に被せる。・・・数秒後・・・

「・・・ぶっはぁ!?」

汗を流しながら布団の中から飛び出してきた。

「あ、起きた」

「起きた。じゃねーだろ!暑ぃだろうがよ!・・・つか」

咲が俺と同じように辺りを見渡し・・・

「ここ、どこだ?」

まったく同じ疑問を抱いたのだった。

「ここは紫様の家だ」

声がした方を見ると、やたら尻尾に目が行く女性が現れた。

「あんた、確か・・・」

「八雲 藍だ。こっちは私の式の橙だ」

「初めまして!」

「・・・いや、一回助けてくれたろ。ネギまの世界で」

「なんだ、覚えていてくれたのか」

「当然。なあ、亮?」

「あ、ああ・・・」

・・・実はちょっと曖昧だったのは伏せておこう。

「・・・えっと。藍さん、紫は・・・」

「さんはいらない。・・・紫様は今野暮用で出掛けている。取り敢えず居間に来てくれ」


藍に言われ、居間に移動する。

「・・・さて、君達は世界の最後を覚えているか?」

「・・・紫が作ってくれたスキマに飛び込んで・・・」

「俺は死ぬかと思ったらいきなりだったな」

藍は頷くと空中に手をかざす。

「・・・ああ。テイルズオブグレイセス、並びにテイルズオブジアビスの世界は問題なく進んでいる。・・・どうやら異端による影響はなかったようだ」

「そうか・・・ん?俺達って同じ“テイルズ”の世界に行ったのか?」

「だね。シリーズが違うみたいだけど・・・」

「・・・取り敢えず、君達の媒体を出してくれ」

「媒体?」

咲が訪ねると藍は咲の指を指す。

「君達の仲間が光となって必ず何かに宿ったはずだ」

「・・・」

咲は指輪を取り出し、俺は葬解を取り出す。すると藍は何かを呟き・・・

「う・・・わ!?」


突然、葬解と指輪が輝きだし、視界を白に染める。

「・・・う」

そして光が収まり、目を開くと・・・

「亞莎!?」

「詠!?」

亞莎と詠が現れていた。二人はゆっくりと目を開き、周りを見る。

「これは・・・?」


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