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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第14話:美女の修行
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何か全然アホの子じゃん!!
頭を抱えデルコさんの前で蹲る。
何にも良い方法が浮かばない。
お父さんが凄すぎて、全然私ってばダメ。
「どうすれば良いですか? 私、どうすれば良いのですかぁ!?」
尽く協力予定者が敵対者で、私は混乱祭り実施中。
「諦めろ、と言う事だろう。大体その夢自体が間違ってるんだから、もっと健全な恋をしろよ。リュリュなら選り取り見取りだろうに……」
「何を言ってるんですかデルコさんは!? お父さん以上の男なんて居る訳ないんですよ。マリソルさんだって凄く美人なのに、お父さんの事が忘れられなくて独身じゃないですか……子供が居るのに!」
そうですよ……ズルいですよ!
私もお父さんの子供が欲しいのにぃ!
「あのなぁ……姉さんはリュカさんと血が繋がってないから問題ないんだよ。お前はガッツリ血が繋がってるだろ! それが問題なんだって解れよ! ポピー様だってファザコンの気があるけど、コリンズ様とご結婚なさり幸せになったんだぞ」
「私の幸せはお父さんとあるんですぅ! もう、ポピーちゃんはポピーちゃん! 私は私なの!」
私とポピーちゃんは考え方も行動理念も別なんですから……
あ、そうだ……ポピーちゃんに相談しよう!
ポピーちゃんは私と違って色々詳しいから、何か良い案を考えてくれるかも。
そうと決まったらこうしちゃ居らんないわ。
「もういいです、デルコさんには頼りませんから! ポピーちゃんに相談してきます」
スッと立ち上がり、私はデルコさんの前から去って行きます。
城内に入ろうとした瞬間に「やれやれ……解ってないなぁ……」とデルコさんの呟きが聞こえました。
どういう事ですかね? まさかポピーちゃんまで敵ですかねぇ!?
リュリュSIDE END
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