暁 〜小説投稿サイト〜
エセ秀才の生残りを目指した悪足掻き
さあ、原作ブレイクだ!(ほんとにできるのかな?)
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

ビュコック提督が机をたたいて詰問する。
「フォーク准将、貴官今言った「死地に赴く」とはどういうことだ」

「今次遠征作戦は必ず失敗するからです」
「なっ
「戦には、古来より3つのものが必要とされています。ひとつ天の時、ふたつ地の利、みっつ人の和、しかし現在の同盟軍にはこの3つ全てがありません」
「にも拘らず、今次遠征計画が決定された理由、それはこちらをお聞きください」
そういって俺はICレコーダーをポケットから取り出し再生を始めた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「・・・・コンピューターに計測させたところ、ここ100日以内に帝国に対して画期的な軍事上の勝利を収めれば、支持率は最低でも15パーセント上昇することがほぼ確実なのだ」
「どれほど犠牲が多くとも、たとえ全市民が犠牲になろうともなすべきことがあります」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「ふざけるな!我々は議員の人気取りのために出兵せねばならんというのか!」
「市民が死んででもしなければならないのが政権の維持なのか!」

等々、会議室には怒号が渦巻いています。
(まぁ、最高評議会の会議の一部を聞いてもらうための編集の際に発言の順番が入れ違ったことには他意はありませんよ。ええないと言ったら無いんです。)

ある程度怒号が治まったところを見計らって発言する。
「お聞き頂いたとおり、現政権は世論の後押しを期待して今次遠征計画を決定しました。ヤン提督、提督が「和平あるいは停戦を」と言っていたらこの世論の後押し無かったんです」

(おぉ!ヤンが落ち込んでいる。そうそう、責任を感じて死ぬまで同盟軍の面倒を見てくださいね!辞めるなんて許されませんよ! 俺の死亡フラグクラッシュのために!)






[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ