第14話 念動力者、主に会う
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でもなく上条当麻だった。そしてこんなタイミングで男が入ってくるとは流石にカナも美琴達も予想してなかったため当然…
「あ…ああ、ああああ………!」
「え…?い、いやっ!これはその、あのですね!?」
上条が何とか弁解しようと考えるがそれより先に…
「〜〜〜ッ!!いやあああああああああああああああっ!!!」
当然カナの悲鳴が響き、そして
「上条さん!」
「病室でも女の子がいるのにノックしないで入ってくるなんて!」
「こおおぉぉのおおおぉぉぉ変態ドスケベ類人猿がああああああああぁぁぁぁっ!!」
「アァァァンンンンタァァァァはぁぁ!」
カナの悲鳴と美琴たち3人の怒気に流石の上条は顔を青くした
「待てよ待ってお待ちくださいの3拍子!確かに確認しないで入った俺も悪かったけどまさかそんな瞬間に立ち会うなんて思わなかったんだよ!」
と、上条は言うがそんな事はこの乙女達にはもちろん通用しなかった
「ちったぁ頭を冷やせこの鈍感がぁぁぁぁぁっ!!」
そう叫んだ美琴は右手に電気を集中させ、腰の入ったストレートパンチを上条の右頬に叩き込んだ。その結果…
「ちょっ美琴さん!ここ病室ですよ!?そんな電撃を出したら病院の精密機材が壊れるでしょぶはぁっ!!」
思いっきり殴られ、廊下の壁まで吹き飛ばされた。その後は上条の土下座によって何とか許されたが、上条はカナのある言葉を聴かされたために生きた心地がしなかった何故なら…
『私はもう大丈夫だけど…』
と呟いたカナは上条をちらりと見た後
『私、上条さんのことは忘れないから…っ』
『ちょっと待った!家長は大丈夫なのに俺の命は絶体絶命なの!?』
『まぁ私は許したけど…“あの人たち”がどう言うか……』
『え?あの人たちってだれ!?俺一体何されるの!!??』
という上条を許しながらもどこか哀れな視線を送るカナとそんなカナにどこか命の危機を感じる上条という奇妙なやり取りが繰り返された。そんなやり取りが続くうちに土方と千鶴もカナの見舞いにやって来た
「カナちゃん、具合はどう?」
「家長、大丈夫か?」
「千鶴さん、土方先生も!」
「お久しぶりです!」
カナも美琴も2人を暖かく出迎えた。それからカナや美琴、佐天に初春、白井。そして上条や土方に千鶴を交えた話が盛り上がった。そんな時間があっと言う間に過ぎ、皆がそろそろ引き上げようとした所で病室のドアからノックが響いた
「あれ、誰だろう?」
「カナ、今日ここに来る予定の人っていたの?」
「ううん、そんな予定は無かった筈だけど…」
カナと美琴がそんな話をしている間、
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