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Fate/Fantasy lord [Knight of wrought iron]
太陽のような氷
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撃つだけでも、単純な穴はなくなるだろう」
「す、すげー!―――だけど、アタイこんなに弾幕一気に作ったことなんてないよ」
「そこは慣れだな。努力してこそ結果が実るのであって、才能があれどそれにかまけて怠惰を重ねれば凡夫に成り下がる」
「………よくわかんないけど、アタイ頑張るよ」
「うむ、素直でよろしい。君は出世するよ」
上司が部下に言いそうな殺し文句で締めくくる。
おせっかいだったかと途中で不安になりもしたが、問題なく終わって良かった。
「ねぇねぇ、もっとアタイのスペルカードを強くしたいから協力してくれない?」
「ふむ、別に構わないが。乗りかかった船だしな」
と言うよりも、言うだけ言ってそのままはいさよならとは、無責任極まりない。
引き留められた以上、私には彼女に付き合う義務がある。
「さんきゅー!と言うわけで、アタイはチルノ!」
脈絡のない名乗りに、一瞬何を言っているのかわからなかったが、一拍遅れて返す。
「私はエミヤシロウという。………あと、出来るだけその脈絡のない切り返しはやめるといい。人によっては理解してもらえないから」
「――――――?」
「いや、もういい………」
がっくりと項垂れる。
何故先程の説明が理解できて、この問題はわからないんだ。
世界の悪意が見えるようだよ、凜………。
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