暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico8祝福の風を受け継ぐ者〜Reinforce Zwei〜
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ルシル君が自分の前髪をツンツンって突いた。わたしの名前を呼んだってゆうことは、わたしの髪になんかあるってことか。触れてみると、「逆、逆」ルシル君が笑う。と、「主はやて。髪に糸くずが付いています」リインフォースがわたしの髪に触れて、糸くずを取ってくれた。

「おおきにな、リインフォース」

「ヴィータもシャマルもリインフォースも、みんな頭に何か付けてるぞ? 何をしていたんだ?」

リインフォース達がルシル君に指摘されたところに付いた糸くずを取ってく中、「実はな――」リインフォースUに着させる服を手作りしてたってことを説明する。

「・・・なるほどな。確か、30cmほどなんだよな、リインフォースUの背丈も。そんなサイズの服なんて、人形に着せるよう物しか売っていないだろうし」

「そうなんよ。でもな〜、こんなありさまでなぁ・・・」

ルシル君をわたしの部屋に案内して、床に散らばってる失敗作や何十枚ってゆう生地を見せる。シャマルも「面目ないです」、リインフォースも「思った以上に難しくて・・・」そう言うて苦笑。そんでヴィータは「なあ、このデザインって変か?」パンク系の服のデザイン画を見せて訊いた。

「パンクはさすがに無い。ヴィータくらいにしか似合わないだろ」

「チェッ。悪くねぇと思うのにな〜。・・・なぁ、お前は裁縫って出来るのか? オーディンはデザインだけで製作は別の奴がやってたけど・・・」

「俺? 出来るけど。作ろうっか?」

シャマルの描いたデザイン画を見ながらそう確認してくれたルシル君に、「お願い出来るか?」手を合わせてお願いする。そうゆうわけで、リインフォースUの衣類製作はルシル君に任せることに決定。ま、いつかわたしやシャマルも作れるように弟子入りすることにもなったけどな。

・―・―・終わりや・―・―・

「ん・・・ぁ・・・」

わたしの両手の平の上に横になってるリインが小さく身じろぎ。そんで目をうっすらと開けた。ルシル君とザフィーラ以外のみんなでわたしの手を囲ってリインを見守る。

「ルシル、ザフィーラ。お前たちもほら」

「ああ」「うむ」

ルシル君と狼形態のザフィーラがアインスとシャマルの間から顔を出して、身じろぎを終えて上半身を起こし始めたリインを見守る。と、「ぅ・・・むぃ・・・?」手の甲で目を擦るリインの目がわたしと合うた。

「はじめまして、そんでおはようや。リインフォースU」

「・・・リイン・・・フォース・・ツヴァイ・・・?」

わたしの手の平の上で横座りしてるリインが復唱して少し黙った後、「はい。リインフォースU、認証しました」小さく頷いた。ある程度の一般教養はインストールしてあるから、ちょう難しい言葉も使えるし、魔法も修得次第すぐ扱えるようになる。

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