暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico8祝福の風を受け継ぐ者〜Reinforce Zwei〜
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」自分が描いた服のイラストを見せてくれた。うん、ヴィータもなかなかの芸術肌やった。ヴィータはなんて言うかパンク?系の服が好きで、イラストにもドクロがでかでかと描かれてた。リインフォースUにはちょう合わんかなぁ。

「良いと思うんだけどなぁ〜。う〜ん・・・」

「出来ましたっ!」

納得できひんと言うように渋々座って新しいイラストを描き始めたヴィータに代わって、シャマルがビシッと挙手。そんなシャマルの描いたイラストをみんなで見る。シャマルはなかなかに上手な絵を描いてて、「おお」感嘆の声が漏れた。

「きっと可愛い系が似合うと思うんです♪ ですから、目覚めが春頃だということで、キャミソールワンピースにしてみました!」

「採用!!」

シャマルの掲げて見せてくれた画用紙を指差してそう言うと、「やった? 楽しくなってきましたぁー!」ものすごい勢いで画用紙にイラストを描き始めた。シャマルの新たな才能の開花やなぁ。そう感心してると、「オーディンさんが・・・」シャマルがポツリと漏らした。

「シャマルって、お医者さんでもあったオーディンさんの手伝いをしてたんやったよな」

「はい。オーディンさんは医者の他にも服飾品のデザイナーとしても活躍していまして。その、何度かデザインを描いている姿を見たことがあって。その時に私も描かせてもらったことがあって。その経験のおかげですね、こういうのが得意なのは。服飾デザインについては一日の長です」

「そんなことやってたのか、知んなかったな」

「ああ。いつの間に・・・」

ヴィータはそうでもないんやけど、割と悔しそうな表情を浮かべたリインフォースの視線を受けたシャマルが「えっと、たまたまだから」苦笑しながら後ずさった。ま、とにかくデザインをイラスト化する作業はシャマルに任せて、わたしらは次の作業の準備に移ろか。
買ってきた本を読むんやけど・・・う〜ん、読むだけじゃサッパリやな。とりあえずは生地を縫うところまで試行錯誤しながら進めて、ミシンを使って生地を縫うんやけど・・・

「アカン! 縫うたらアカンところまで一緒に縫うてもた!」

全くと言っていいほどに才能が無いんか失敗を繰り返す。シャマルもリインフォースにもさせてみたけど、料理ほど上手くは出来ひんかった。糸切りハサミで糸を切って失敗作を生地に戻してると、「ただいまー」ルシル君からの挨拶がリビングから聞こえてきた。

「おかえりー、ルシル君っ♪」

泊まりで研修をしてたルシル君が帰ってきた。作業を全部ストップして、リインフォース達みんなとわたしの部屋からリビングへ移動して改めて、「おかえりなさい!」首をコキコキ鳴らしてる局の制服姿のルシル君に挨拶する。

「ただいま、はやて。それにヴィータ達も。・・・ん? はやて、髪」

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