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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico8祝福の風を受け継ぐ者〜Reinforce Zwei〜
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橋の境界に立つ扉の無い門が視界に入る。門には島に入って来た人を特別な技術で感知する機能が有って、ミミルさんが入ってええって決めた人は問題なく入れるけど、許可のない侵入者の場合は強制転移やって聞いた。
「ミッドのどこかと言うのが地味に恐ろしいな」
「下手すりゃ海のど真ん中だってこともあるってことだろ?」
「ミミルの話によれば、これまでに企業スパイが3ケタ近く侵入、その悉くを強制転移させたそうだ」
シグナムとヴィータにそう返したアインス。中には聖王教会の施設ん中に転移してもうて、酷い目に遭った人も居るとか居らんとか。でもま、その人らは許可なしが原因の自業自得。わたしとアインスはもちろん、ルシル君たちも事前にミミルさんが入城許可を取ってくれてるから問題はない。
「ちなみに、この門以外から、例えば・・・空から侵入しようとしたら、対空迎撃用の魔導兵器で迎撃、万が一掻い潜ってもこれまた結界でランダムに強制転移されるそうだ」
「あー、あの屋根んところからチロッと出てる砲身みてぇなやつだよな」
「アレはガトリングガンだな。質量兵器ではなく魔導兵器だからと言って、よく教会や局に運用が許されたなぁ」
技術宮の屋根に備え付けられた全20門のガトリングガンをわたしも見上げて見る。アレらもまたこれまでの侵入者を拒んできたモンや。そんなセキュリティが万全なここ技術宮のある小島にわたしら八神家は安全に入る。
門を潜るとき全身がピリッと弱く痺れるんやけど、「んぁ」体の隅々まで見られてるような気がしてちょう恥ずかしい。門を潜って敷地内に入って、技術宮のエントランスドアの前へ。するとわたしの面前に空間モニターが展開される。
「えっと・・・パスワードっと」
そんでミミルさんが作った技術宮管制AIから毎朝送信されてくるパスワードを入力。技術宮のエントランスドアを開くパスワードは毎日変わるらしくて、もし間違えたら・・・ドア手前の落とし穴に落っことされて人体実験される・・・らしいわ。そやから毎回パスワードを打ち込むときは心臓バクバクや。
「・・・アインス。これで合うてるよな」
「・・・はい。合っていますよ、主はやて」
アインスに確認を取る。わたしとアインス、2人で間違ってないかキッチリ確認するようにしてる。2人揃って落とし穴に真っ逆さまなんて絶対に嫌やしな。確認した後、パスワード入力キーを押す。
すると、『いらっしゃい〜』間延びしたミミルさんの声が放送で流れてきた。これもいつも通りのことで、流されたミミルさんの歓迎の挨拶は録音されたものや。その声が合図となって両開きのドアが開く。
「じゃあ行こか。アインス、リインのとこへ行くよ」
「はい、主はやて」
ドアを潜って技術宮内に入る。すると目に見えて「そんな気
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