第3章 新たなる好敵手
第11話 運命の邂逅
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ゅうき） カンナホーク》を融合召喚！」
「なっ、除外して融合召喚だと！？」
《霊獣使いの長老》が飛び上がり、《精霊獣 カンナホーク》の上に乗り移る。
そして、《霊獣使いの長老》が杖を高く掲げると同時に、カンナホークが帯びる電流は更に強力な物となった。
《聖霊獣騎 カンナホーク》
☆☆☆☆☆☆ 風属性
ATK/1400 DEF/1600
【雷族・融合／効果】
『霊獣使い』モンスター＋『精霊獣』モンスター
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる（《融合》は必要としない）。
①：1ターンに1度、除外されている自分の『霊獣』カード2枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ戻し、デッキから『霊獣』カード1枚を手札に加える。
②：このカードをエクストラデッキに戻し、除外されている自分の『霊獣使い』モンスター1体と『精霊獣』モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「更に、魔法カード《封印の黄金櫃》を発動する！デッキからカードを1枚除外し、発動後、2回目のスタンバイフェイズ時に、そのカードを手札に加える事ができる！」
《封印の黄金櫃》
魔法カード
デッキからカードを1枚選んでゲームから除外する。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、この効果で除外したカードを手札に加える。
燈輝の頭上に、目のような紋様が刻まれた黄金の箱が姿を現す。
箱の中に1枚のカードが収められ、重い音を響かせながら蓋が閉まる。
蓋が完全に閉まりきると、黄金の箱は消えてしまった。
「この効果で、俺はデッキから《霊獣使い レラ》を除外する！」
燈輝の背後にいる《精霊獣 アペライオ》の隣に、若草色のマントを翻しながら、先端に金槌のような物がついた杖を持つ金髪の少女が現れる。
その少女もまたアペライオのように、目を閉じて静かに、自分の出番を待っている様子だった。
「ここで、《聖霊獣騎 カンナホーク》の効果を発動する。除外されている自分の『霊獣』と名のついたカード2枚を墓地に戻す。俺が選択するのはカンナホークとアペライオ、2体の『精霊獣』だ」
カンナホークが、再び高く咆哮する。
「更に、その効果にチェーンする形で、もう1つの効果を発動する！『聖霊獣騎』をエクストラデッキに戻す事で、除外されている『霊獣使い』と『精霊獣』を、1体ずつ守備表示で特殊召喚する！」
吼え続けるカンナホークか
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