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立派な魔法使い 偉大な悪魔
第三章 『イレギュラー』
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エヴァンジェリンは信じられないものを見た。
 『終わりなく白き九天』は凍らせつづける魔法であり、たとえ壊されたとしても瞬時に再び凍結する。それはセクンドゥムが抵抗した時にも見られた。
 ところが目の前の光景はどうだ? 切断された氷は再生するどころか、ただ地面に転がっているだけだ。いったい何が起こったのかエヴァンジェリンが思索していると、ダンテが目を見開きある一点を凝視していることに気がついた。その目線の先にある氷の上には誰かが立っていた。
 ダンテとは対照的な青いコート。撫で付けられた銀色の髪。手には長い刀を携えている。彼はダンテの兄――バージルだ。
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