暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王デュエルモンスターズ 〜風神竜の輝き〜
第2章 風神竜と謎の男
第10話 胎動する陰謀
[1/7]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
《フレスヴェルク・ドラゴン》が無事に正規のカードと認められた遊雅は、嬉しさのあまり秋弥をデュエルに誘う。
しかし、デュエルは《フレスヴェルク・ドラゴン》が現れる前から、熾烈(しれつ)極まりない物となっていた。

「へっ、やるな秋弥!まさか1ターンでデルフォイアがやられるとは思わなかったぜ!俺のターン、ドロー!」

遊雅のドローカードは、《シールド・ウィング》だった。

(今の俺の手札じゃ……《ジュラック・ギガノト》を倒す事はできない。あいつが来るまでは、ひたすら耐えるしかないな……!)

その様に考えた遊雅は、防御一辺倒の戦法を取る事に決めた。

「俺は、モンスターを1体守備表示で召喚!更に、フィールドの全てのモンスターを守備表示に変更して、ターンエンドだ!」
「僕のターン、ドロー!」

ドローカードを確認した秋弥は、それをそのままデュエル・ディスクにセットした。

「僕はフィールド魔法、《弱肉強食の世界(ダイナソー・ザ・ワールド)》を発動!」

周囲の景色が、鬱蒼と茂るジャングルのそれに変化する。

「やべっ、そのカードは……!」
「そう!恐竜族がモンスターを戦闘破壊した時、続けて攻撃する事ができるよ!更に僕は、《ジュラック・アウロ》を召喚!」

タマゴの殻を身にまとった、愛くるしい姿の小型の恐竜が現れる。

《ジュラック・アウロ》
☆ 炎属性
ATK/200 DEF/200
【恐竜族・チューナー】
このカードをリリースして発動できる。
自分の墓地から《ジュラック・アウロ》以外のレベル4以下の『ジュラック』と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。

「このモンスターをリリースする事で、墓地からレベル4以下のジュラックを特殊召喚できる!その効果で、《ジュラック・プロトプス》を特殊召喚!」

《ジュラック・アウロ》を炎が包み込む。
炎が消滅した時、そこには先程の四足歩行のジュラックモンスターがいた。

《ジュラック・プロトプス》
ATK/1700→2100→2700

「そして、《ジュラック・ギガノト》で、まずはその裏守備モンスターを攻撃だ!」

《ジュラック・ギガノト》が、裏側表示のカードに向けて全力疾走する。
カードの元に辿り着いた《ジュラック・ギガノト》は、それを強靭な足で踏みつけた。

「残念だが、そいつは戦闘破壊できないぜ」
「えっ!?」
「裏守備モンスターは《シールド・ウィング》!1ターンに2度まで、戦闘では破壊されないモンスターだ!」

《ジュラック・ギガノト》が踏みつけたカードから、美しい翼を持つエメラルドグリーンの竜のようなモンスターが姿を現す。

「くっ……厄介な効果だね。なら《ジュラック・プロトプス》で、《クラスターズ・ファル
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ